日記

考えてもどうにもならない、不安のこと

人はどうやら、そもそもがマイナスの方向に考えかたが振れやすい生きものらしいです。

というのも、いまよりもっと恵まれていなかった時代、生き残るためには危機感を持っていなければならなかったのでしょう。

というよりも、危機感を持たなかった人々がみんな死んでしまった、という方がただしいでしょうか。

たぶんぼくたちは、進化の過程で危機感をそなえた人々の子孫であるということがおおむね、言えるのだと思います。

さて、かつては実に役に立ったであろう、この危機感ですが、現代においてはあまり必要でないのではないかなと思います。

僕らはまず、飢えて死ぬなんてことはよっぽど起こりそうにないし、むしろ不安になりやすいというのは日常生活をおくる上で結構マイナスなのではないかなと。

そう、問題は危機感によって引き起こされる、この「不安」なのだと、思うのです。

例えば、本当に起こるかどうかわからないことについて、ぼくは先日、おおいに悩みました。

結局はなるようにしかならないようなことを悩むことで、目の前の楽しいコトや、集中するべきコトが手につかなくなってしまうようなことです。

どうせ命を奪われるようなことではないのにもかかわらず、どうして悩んでしまうんだろう。

なんで不安なんだろう。

この「不安」の感情。

つまるところ人間のすべての負の感情はここから発せられるのではないかと思うのです。

泣く人、悲しむ人、怒る人、怒るだけにとどまらず、だれかを攻撃する人。

その根底に流れている感情は「不安」なんだろうと。

この不安というのは実にやっかいです。

まったく抗うことをしなければ、肉体のおとろえなどに応じて増すようにできているのです。

だからと言って最期の日までずっと不安に抗って生きていくことができるでしょうか。

たぶん、無理です。

おそらくこれは、抗うような性質のものではなく、寄り添って生きるようなものなのだと思います。

不安について考えても、もうどうしようもないので、そんな時は筋トレでもしたほうがだいぶマシってことに気づいたわけです。

12028111995_472bf02ea4_c

本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。

もし今朝あなたが目覚めた時、病気でなく健康だと感じることができたなら、あなたは今週生き残れないであろう百万人のひとたちより恵まれている。

もし冷蔵庫に食料があり、着る服があり、頭の上に屋根があり、眠れる場所があるなら、あなたはこの世界の75%のひとよりも裕福で恵まれている。

もし銀行に預金があり、財布にお金があるなら、あなたはこの世界のなかで上位8%の裕福なひとの中にはいっている。

ぼくら日本に生まれただけでこんなにも幸運なはずなのに。

不安になる時はなるんだよなあ。

 

この記事が気に入ったらいいね!しよう
🍀

更新情報をお届けします

関連記事

  1. 文章テクニック

    書き言葉で受ける印象は。僕はですます調だけれども。

    最近のぼくは、ブログの文体をですます調で書くことが多いです。べ…

  2. 日記

    仕事の話の追記と、祭りの後の気持ち。はーとらんどにて。

    仕事についての話の続き前回、僕じゃなくても出来る様な事をやりたくな…

  3. 日記

    まっすぐのまなざし

    人間、やはり誰かに対して後ろめたい事をしてしまう事があると思います。…

  4. 日記

    させぼ市民活動交流プラザのコンピューター講座に行ってきました。

    今日は以前から楽しみにしていた、「サーバー3分クッキング」と題した講座…

  5. 日記

    無計画広島旅行記 厳島神社編

    前回の続き…https://giraffeong.com/diary…

  6. こころ

    自由に恋い焦がれるから自由主義者なんだね

    先日書いた記事に、下記のコメントをいただいた。拝読して、ジョジ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

スポンサーリンク

  1. コンピューター

    この世界はシミュレーターの中であると、私が信じるに至った理由
  2. お金

    三菱東京UFJ(MUFG)も扱い始める「仮想通貨」、時代は変わり続けるよ!
  3. 写真

    七五三の写真を撮ってきました
  4. 人間関係

    伝える事と伝わる事、誰かに助けの手を差し伸べる事のできる資格
  5. お金

    バイトじゃなくて正社員だから安定で安心なの?みんなが「自分のしごと」を探すべき理…
PAGE TOP