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普段からLinuxを使ってる自分ですが、今回初めてMacを購入しました。
そのきらびやかなアルミボディと美しいRetinaDisplay、そしてそこはかとなく漂う上品さを備えたOS X Marvericksと、僕のMacとのお付き合いは、順風満帆な始まりに思えました。
同じUnix互換OS同士、大した違和感もなく使えるのかと思いきや、やっぱり微妙に違ってて、しかもその違いが結構でかくて自分的にはもう限界でありました。
そう、Macは上品ではありましたが、僕にとってあまりにお堅すぎたのです。
今回の記事は2部構成でお送りします。
MacとLinuxの違い
Macで使うソフトウェアは有料であるものが多い
もちろん無料のものもたくさんあるのは理解しています。
しかし、ちょっと気の利いた事を実現しようとするとフリーのものでは難しくなります。
特に、OS X ElCapitan に変えた後は、デスクトップ上を右クリックする事で新しいドキュメントを作る為のソフトが2,400円もします。
(つーかMacはこんなによくある普通の機能をなぜOS自体に持たせてないのかいと)
ForkLift - File Manager and FTP/SFTP/WebDAV/Amazon S3 client を Mac App Store で
他にもこれ便利だなってソフトがことごとく有料だったりしましてですね。
しかしこれについてはAppleの素晴らしい所だと思う気持ちもあるんです
それだけソフトウェアエンジニアにお金が回るという事だからですね。
見た目が綺麗なメモソフトが600円とかするのも、まあそこで報われる人がいれば悪くないのかなという気持ちもあります。
僕はそこに参加したいと思いませんが。
Linuxで使えるソフトウェア郡は基本的に無料である
コンピューターの歴史の始まりからこれまで、情報の処理において便利と支持されたソフトウェア郡のほぼ全てをLinuxでは自由に扱う事ができます。
上記で2,400円するソフトと同じ事は、僕が使ってるLinux Mintでは最初からOSに機能として統合されています。
例えば、僕は会社のパソコンや家のパソコンに接続するとき、下の画像のフォルダのアイコンをクリックするだけで接続できてしまいます。
しかも繋げてしまった後は、自分のパソコンのハードディスクの中に入っているように振る舞うのです。
いちいちファイルをダウンロードして自分のパソコンに持ってくる必要はなく、接続した先のパソコン上で直接ファイルを編集できます。上書きすればオッケー。
視覚メディア関係のファイルは文章も画像も動画もすべてリアルタイムストリーミングで再生されます。
これをMacで実現する方法もあったんですが、なんかいちいちファイルリストの表示が遅くてですね上手く動いてくれませんでした。・・・なんでかわかんないんですけど。
これがものすごくストレスで・・・。
気になる人は「mac osxfuse sshfs」とかで検索してみてください。
パッケージ管理システムの比較
パッケージ管理システムってご存知でしょうか。
普通、Windowsなどで欲しいフリーソフトウェアがあった場合、ブラウザでそのページにジャンプしてダウンロードボタンを押してダウンロードして使うという事を想像すると思いますが、パッケージ管理システムではコマンドを打つだけで欲しいソフトウェアが簡単に手元のパソコンにインストールされてしまいます。
たとえば、conkyというパソコンの状態を常にモニターするソフトをLinuxで欲すれば
sudo apt-get install conky
とするだけで、そのソフトウェアが手に入ってしまいます。
アンインストール時やインストール時にそれぞれのソフトウェアの依存関係もクリアして管理してくれるのがとっても便利です。
Macにも同じような環境が用意されていますが、僕が使っていた日本で一番使われているらしいHomeBrewにはソフトウェアの数がものすごく少なく、FinkというものがLinuxのAPTというパッケージ管理システムとの互換があるらしいですが、インストールが難しいらしいです。
まあこんなに詳しそうな人が難しいと書いているという事はそういう事なのだと思います。
僕は試していませんが・・・(MacbookでLinux使いはじめたので)
僕がMacOSに一番驚いた事
それは本当に地味な事なんで、驚かないでくださいね。
ウィンドウの閉じるボタンを右側に移動出来ない事です。
いやこれね、これ出来ないってMacちょっと我が強すぎないですかね。
結構調べたんですけど、本当に出来ないんです。
というかOSの機能でこのくらい持っててもいいだろうって思うんですが。
こういう細かい所に親切心がないなんて・・・WindowsユーザーがMacを使う事も多いだろうに。
これはちょっと優しくないなと思いました。
つまり、全体的にそういう設計思想なんだろうなと思いましたし、実際そんな感じです。
MacにできてLinuxに真似できない事
Macbookのハードウェア、パソコン本体がそれです。
美しいアルミボディ、高性能のタッチパッド、RetinaDisplayを作る事はAppleにしか出来ない事だと思います。
世界最高峰にハイセンスなノートパソコンだと思います。
という事で僕はこの最高にクールなノートパソコンを使ってLinuxを使う事に決めました。
次回、MacbookでLinuxを使うための方法を調べるにあたって僕が試した方法とその結果をご紹介いたします。
いつもG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。
それではまた。
追記
MacbookProを購入して半年経ったので今の感想を記事にしました。
この当時とはだいぶ印象が変わりましたね。
近々Macを買う、買ったという人に是非ごらんいただきたい記事。
2020/03/04追記
ちなみに最近MacBookを買い直しまして、その前にWindowsノートPCに浮気したんですが、そこで思い知らされたWinノートPCとMacBookの差について書きましたので、よかったらこの記事も見ていってください。
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mac bookにlinux をインストールする際subメモリに.isoで焼きuefiでブートさせるという手順でいいですか?
大筋その手順で間違っていないと思うのですが、私は結局Linuxをインストールする事はしませんでした。Retina displayの調整と、タッチパッドの親和性をとるのが難しいと感じたからです。
linuxからの乗り換え直前はmacについて慣れない部分をたくさん感じていましたが、使っていくうちにMac独自のUI(特にタッチパッドとの相性)も良いものだと思い直し、linuxについてはVirtualBoxで限定的に使うにとどまっています。
今ではmacでlinuxを動かす事については、意味が感じられなくなってしまいました。
サーバーとしてのlinux、クライアントとしてのmacという関係性でなんの問題もないと、今は思います。
記事の方、拝見させていただきました。
LinuxはあれができるのにMacにはあれが出来ないこれが出来ないって言っても…そりゃMacですからねぇ…
結局のところタイトルにもある「MacbookでLinuxを使う理由」とはなんだったのでしょう?
今となってはもう特にないですね。sshfsはguiでちょっと微妙ですけど、それでもシェルで動いてくれるので問題ないです。
はじめましてm(_ _)m
閉じるボタンは故意だと思いますよ(・o・;)
初めてのPCがMacという人がかなり増えてきましたが、
Mac>Windowsになった時思うのが何となく使いづらい
と思わせるのに一役買ってるかと。。
(そこにMac使いやすいとCM流せば効果アップ)
左右を入れ替えるたったこれだけで、
かなりのストレスになります、、
(iPhone、Androidでも単純な操作が左右逆だったり)
なるほど、やはりそうですよね~。
ご指摘、コメントありがとうございます。