日記

いちばん近くて、いちばん遠い、自分自身。

「みんなが決めたからそうする。」

ということが社会にはとてもおおいです。

そういうことはどういうものかというと、時代によって変わってゆくものです。

たとえばその最たるものとして、法律があるとおもいます。

法律は時代に合わせてどんどん変化しています。

少し時代をさかのぼれば、人間を奴隷にしても大丈夫という法律が世界中でまかりとおっていました。

法律だけじゃなく、風習や言葉もかわってゆきます。

そういえば、目上の人に「ごくろうさまです」と挨拶をするのはマナー違反だという主張をいつのころからか耳にするようになりました。

しかし、むかしの文献などを見てみると、目下のものが目上の人に対して「ごくろうさまです」と言っていた史料があるらしいですね。

誰かの確認ミスで、なかなか「ごくろうさまです」のいいにくいことになってしまった。

言いまちがいが正しいとなった例や、いみが間違って伝わって広まったりした例もたくさんあります。

ともすれば人は、すぐに白黒をつけたがるものなので、こういう、時とともに変わりゆくものはなんだか不安定で、価値がないように思えてしまうこともありますが、やはり無視はできないものです。

しかし逆に、永遠に変わらないものはなんだ、と考えてみたときに何も見つからないなあとも思ってしまいました。

それどころか、全てのものごとはひとそれぞれ、見方によってどうにでも変わってしまうように思えます。

何もはっきりしたことはないのだなあと。

いやひとつ、はっきりしていることがありました。

それは自分が自分であるということですね。

自分の体験は、まぎれもなく自分だけの体験です。

デカルトという人がかつて「我おもう、故に我あり」という言葉を残していることを思い出した次第です。

本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。

5270519362_98d5713c98_b

自分自身を客観的にみるのはとてもむずかしい。

いちど完全に他人になって自分を見てみたいものですね。

しかし他人の目で自分を見て、その後自分に戻ったとして、それは本当に自分に戻ったと言えるのでしょうか。

この考え方でいうと、1分前の自分が本当に自分であるかどうかも定かでない感じになっちゃいますけどw

 

この記事が気に入ったらいいね!しよう
🍀

更新情報をお届けします

関連記事

  1. レビュー

    気持ちが落ち込んだ時に僕が考えている事。「反応しない練習」を読んで。

    生きてたら色々ありますので、なんだか暗い気持ちになってしまうことも…

  2. 日記

    人生は限りなくゲームに近い。始まりは簡単に、除々に難しくなっていく。

    人生とはじつにゲームっぽいものであるなあと思う。ゲームと言って…

  3. キャンプ

    キャンプがマイブーム 〜 ワンタッチテントとわたし 〜

    9月の終わりごろに突然「屋外で飯を食ったら美味いのでは?」とひらめいた…

  4. スポーツ

    僕が写真を始めた理由、これから撮りたいもの、情熱の在処

    今夜もチルアウト僕は当時、スケートボードに夢中…

  5. 日記

    やはり夢は持つべきで、僕は自分の人生にもっと期待したいと思う。

    以前に僕は、夢を持つ事に意味がないとか、目標は持たずに毎日コツコツ…

  6. 日記

    生きることは苦しみであるという真理。べつに悲しくなんてないんだからね!

    初期仏教が面白くて引き続き色々と調べているんですが、お釈迦さますごい……

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

スポンサーリンク

  1. 日記

    自動運転よ早くこい!車の未来の話をしよう
  2. ウェブサービス

    ウェブサービス「Pocket」がやっぱり便利な件について
  3. こころ

    みんな感じることがあると思う。又吉直樹氏著「火花」を見た感想
  4. お店紹介

    佐世保近辺でウクレレに興味のある人にとどけたい
  5. コンピューター

    IIJmioのSIMカードのサイズを変更する際に気をつけておきたい事
PAGE TOP