先日、16年間務めた会社に退職の意思を伝えました。
引き継ぎのための資料を作り、社内規則に則って円滑に退職の手続きを終えたのが先月6日のことだったので、無職生活が始まって一ヶ月が経過。このあたりで今の気持ちをこの日記に綴っておくかと思い筆を取りました。
退職を決めた理由
これは色々あるのですが、一番はやはりライフステージの変化、ですね。決め手になったのは今年の夏のボーナスが会社から支給されなかったことでした。
何年か前も事前に通達なくボーナスが支給されないということがあって、その時は会社を存続させるに必要な経営的判断なのだろうなどと考えたのですが、子供がいる現在、これからも突然度々こういうことが起こるのは困るなと思いました。
とは言え16年間も務めるほど居心地の良かった場所であったことは事実であり、社長や先輩には長い間お世話になって今でもとても感謝しています。
最近の生活
さてそんなこんなでこの1ヶ月の間何をしていたかというと、家の大掃除をしたり、以前からお受けしている個人的な仕事をしたりしていました。
中でも自分的に思いきったことは近所のジムに入会したことです。
在職中デスクワークだったことに加え、運動習慣も壊滅していたことで体はなまり、腹の肉がいよいよ邪魔に感じていたので、ここらでなんとかしたいと思っていたのでした。
ジムは自宅から車で3分の場所にあり、シャワー設備があるので最近はほぼ毎日夕方からでかけて行っては運動後シャワーを浴びて帰るというルーティンになっています。
ジム通いを始めてまだ日は浅いのですが、体を動かすことはすばらしいですね。気持ちが前向きになったり、体が疲れにくくなっているのを感じていたりするので、一時期入会するかずいぶん迷ったのですが今となってはホント入会してよかったなと。
あとは1年前くらいから個人的に研究していることがあって、次の仕事を決める前にその研究を完成させたいと思って取り組んでいます。
在職中は仕事をやめれば時間は好きなだけ手に入るものと思っていたのですが、日々の雑事をこなしてちょっとボーっとしてたりすると大切なことのための時間はあっという間に手のひらからこぼれ落ちていきます。
何しろどんな立場に身を置こうが、変わらずどうやら中年の人生はあっという間に過ぎるのだな、と。
これからのこと
まずは自分の研究を遅くとも半年以内に完成させたいというのが今の最優先事項で、その後のことはまだあんまり考えていないです。
今は毎日楽しいのですが、その中で時々不安な気持ちになることもあります。
とはいえ私は私の直感に従って会社を辞めたことにぜんぜん後悔はないです。
何かを辞めることによって始まる何かがあったり、手放した手の中に落ちてくる何かがあるだろうな、と。
思えば私たちの祖先もこういうことを何度も繰り返してきたはずです。
住み慣れた場所を離れて手持ちの食料と水をもち、さらなる理想を求めて命がけで新たな地平を開拓してきた歴史あってこそ私たちは今の繁栄を謳歌しています。
先達のそれらの営みに比べれば私のことなどはほとんど児戯に等しいことだな、なんて思ったりします。
こんなちょっとした現実逃避をしつつも私がとった選択を正解にできるのも私の他に居ないという意味でプレッシャーを感じずにはいられないわけですが、こういうことも結局どこに身を置いても同じようなことを感じるはずで、一度きりの人生、好きなことをやりたいと思いました。
そういうわけで、ひとまず無職男性(39)がここに爆誕したことを皆さんにお伝えして筆を置きたいと思います。
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本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございました。
いつの間にか季節も移ろい寒くなってきました。皆様お体気をつけてお過ごしください。
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