この記事の目次
WordPressサイトのメジャーアップデート作業記録
旧バージョンのPHPおよびデータベース環境で稼働していたWordPressサイトを、最新の環境へ移行するためのアップデート作業を実施しました。以下にその手順と発生した問題、および対処法を記録します。
1. 事前準備
アップデートに伴う不具合を最小限に抑えるため、Web上の情報に基づき、作業開始前にWordPress管理画面からすべてのプラグインを一旦停止しました。
2. PHPバージョンのアップグレード
まずサーバーのPHPバージョンを最新版に更新したところ、サイトに「このサイトで重大なエラーが発生しました。」と表示され、閲覧できない状態となりました。
- 原因調査:
wp-config.phpファイル内のデバッグモードを有効 (WP_DEBUGをtrueに設定) にしたところ、エラーの原因が現在使用しているテーマにあると判明しました。 - 対処: テーマの公式サイトから最新版をダウンロードし、サーバーに適用しました。これによりエラーは解消され、サイトは正常に表示されるようになりました。
3. データベースの移行
次にWordPress本体のアップデートを試みましたが、「データベースのバージョンが古い」という通知が表示され、更新がブロックされました。
対処:
- サーバーの管理機能を使用し、最新バージョンのデータベースを新規作成しました。
- 既存のデータベースから全データをエクスポートし、新しいデータベースへインポートしました。メジャーバージョンが3つ飛ぶので落ちることを覚悟していましたが、幸い、この処理は問題なく完了しました。
wp-config.phpファイルを再度編集し、データベースの接続情報(ホスト名、DB名など)を新しいものに書き換えました。- サイトにアクセスし、データが正常に表示されることを確認しました。
4. WordPress本体とプラグインの更新
データベースの問題が解決したことで、WordPress本体の最新版へのアップデートを無事に完了できました。その後、停止していたプラグインの更新作業に着手しました。
- 問題の発生:
まず、すべてのプラグインを最新版へ更新し、その後、一括で「有効化」を試みました。すると、サイト全体で
Fatal errorが発生し、再び閲覧不能となりました。 - 原因調査と対処: デバッグ情報から、一部のプラグインがPHPやWordPressの最新バージョンに完全に対応していないことが原因だと特定しました。幸い管理画面は使えたので該当のプラグインを無効化し、その後、互換性のあるプラグインのみを有効化して正常動作を確認しました。
5. font-awesomeのcdnを更新
font-awesomeのフォントを使っている部分が豆腐化していたので、functions.phpに
function my_theme_enqueue_fontawesome() {
// cdnjsで配布されているFont Awesome 6 のURL
$fontawesome_cdn_url = 'https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/font-awesome/6.5.2/css/all.min.css';
wp_enqueue_style(
'font-awesome-cdn',
$fontawesome_cdn_url,
array(),
'6.5.2'
);
}
add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'my_theme_enqueue_fontawesome' );
を追加して解決
まとめ
いやー、ひと仕事でした。
運用・保守系の仕事は地味で調べることも多く、しかもミスったときの影響も大きいということで、ITの仕事の中でも難しい部類で、こういう作業が好きだったり得意だったりする人はいないと(勝手に)思っている私です。
複数段階でのエラー対応が必要となり、大変な作業ではありましたが、最終的にPHP、データベース、WordPress本体、および主要プラグインの近代化を完了することができました。一部の非互換プラグインは使用を停止する必要がありましたが、サイトは安定して動作しています。今後は、自動更新による安定稼働を期待します。
更新情報をお届けします


















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