連日、新型コロナウィルス(以下コロナ)の動向を見ているので、情報をまとめたいと思います。
世界的なコロナ感染者数の現状
2020年3月24日時点で世界では350589人の感染が確認され、すでに15789人が亡くなっており、死者数/感染者数比は約4.5%というところです。
これは致死率2%という前情報の2倍以上にあたる数値ですが、イタリアなど医療資源が枯渇した国が押し上げているようです。
そして現在のところ、感染拡大の傾向にあるのは主にアメリカ、とくにニューヨーク州が顕著です。
その理由は貧富の格差が大きいことや移民が多いことに起因するようです。
アメリカには国民健康保険制度がありませんから、医療にかかるお金を払えない人は病院に行くことができません。移民の人々は強制送還を恐れてコロナの検査を受けることができないようです。
その人々は普段どおりに生活をせざるを得ないので、感染拡大に拍車がかかっている状況のようです。
「強制送還される」「永住権取れなくなる」 米移民 新型コロナ受診ためらう - 毎日新聞
グラフからは主要国の状況しか見てとれませんが、そのほとんどはおおむね収束傾向にあるように見えます。
既に病気から回復している人も増えています。
日本国内の状況についてはこちら
新型コロナウイルス 国内感染の状況
コロナは怖がるべきなのか
新型コロナウイルス感染 世界マップ:日本経済新聞
上のリンク、日経新聞の公開している情報によると、現在の日本の感染者は1120人、死者数は42人ということで、死者数/感染者数比は3.75%です。もともと致死率は2%ほどと言われていたと記憶しているのですが、ちょっと話が違っているなという印象を受けます。
厚生労働省が出している資料によれば、やはりよく言われているように高齢者であるほど致死リスクは高いです。
コロナはよくインフルエンザと比較されますが、日本でのインフルエンザの致死率は70代でも0.03%程度で、比べると文字通り桁違いです。
ワクチンの有無も大きいのでしょうね。
若い世代の人の場合も、コロナのほうが桁違いに致死リスクが高いことがわかります。持病がある人などはやはり注意したほうがよさそうです。
でも多分、老人と接触する機会の少ない人は、なるべくこれまで通りの暮らしをしたほうがいいのではないかなと思うのは、経済の問題があるからです。
経済面のこと
このまま各方面の自粛による消費の冷え込みが続くと、職を失ってしまう人が増えてしまいます。
そうすると、とくに男性は最悪の選択をとる人が増えるようです。
2019年の日本の自殺者数は2万人弱とのことなので、コロナよりも経済の悪化のほうがより多くの人を殺す可能性が高いです。
なので、日常的に老人と接しない人は、なるべく普段どおりの生活を心がけるほうが良いんじゃないかと思います。
政府もまずは株価の買い支えと、これから国民に対しての経済支援をはじめるということですね。
一部で株価の買い支えは金持ち優遇だという声もあるようですが、もしも株価の大幅な下落によって大企業が転ぶことになれば、その影響がどれほどのことになるのか、誰も予測がつかなくなります。
まずは幹を保全し、その後枝葉をケアしていくというのは、程度の問題はあれど妥当な判断だろうと自分は思います。
まとめ
とりあえずまとめると
- 新興国は分からないが、ほとんどの主要国でコロナは収束傾向にある
- 老人と接点のない30代までの人は普段どおりに生活するべき
と思いました。
私自身もまだコロナで死ぬ確率の高い年齢ではないので、普段どおり生活することを心がけていますが、両親はともに60を超えており、コロナにかかってしまった場合、安全とは言えません。
なのでしばらく両親とは距離を置いて生活しなければならないというのも、今回こんなことになってしまって考えさせられましたね。
まだまだ楽観視できる状況ではないですが、これらの事実を把握した上で各々が社会を支えていけたらなと思います。
そして政府には経済対策を未曾有の規模でやってほしいなと思います。
一度企業が潰れてしまうと、それは取り返しのつかないことになると思うので…。
最後に、昔お世話になった佐世保のライブハウス「ガァネット」がコロナの影響でクラウドファンディングを実施しているみたいです。
新型コロナで廃業危機 ライブ喫茶「ガァネット」を救え!(長崎新聞) - Yahoo!ニュース
屋内エンターテインメント系は本当に厳しいだろうとお察しします。
現在時点で幸いにも支援できる余裕がある人は、積極的に支援ができればいいなと思います。
情けは人のためならず、回り回って自分を救うことになるものですよね。
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