α7iiiで動画を撮影する際、プロキシー動画というものが使えるようです。
プロキシーとは直訳すると「代理」という意味になるのですが、代理(プロキシー)動画って一体なんなの?と思って調べてみました。
プロキシー動画とは
最近のカメラは4K動画が撮影できたりしますし、今後も8K、16Kと、時代が進むとともに高画素の映像が世の中に出回ってくるでしょう。
それらをそのままの画素数のままで切ったり貼ったりの編集作業をしてたらパソコンが大変!ということで、プロキシー動画というものが考えられました。
もともとの高画質の動画(=オリジナル動画)の画質をあえて落とした動画(=プロキシー動画)を用意し、それを編集に用いることでパソコンにかかる負荷を低減しようという仕組みです。
編集作業が終了後、プロキシー動画を使った編集の情報を、そのままオリジナル動画に自動的に適用することによって、最終的にはオリジナル動画の画質で編集済みの動画を得られるというわけです。
α7iiiでプロキシー動画を生成する方法
α7iiiの動画設定の項目に、プロキシー動画を作成するという項目がありますので、これをONにするとα7iiiに挿しているSDカード内に「SUB」というフォルダが出来まして、ここに自動的にプロキシー動画が記録されることになります。
4K動画と同時に低画質のプロキシー動画を録画してくれるα7iiiすごい。
さて、これを実際に編集作業に使うには、どうすればいいのでしょう。
私は普段、動画の編集にはAdobe Premiereを使っていますが、この工程でしばらく悩んだのでここに書いておこうと思います。
Adobe Premiere CC(for Windows)でプロキシー動画とオリジナル動画を紐づけする方法
まず、オリジナル動画とプロキシー動画をメディアブラウザーから読み込み、プロジェクトに追加します。
プロジェクトに追加できたら、プロキシー動画を設定する動画群のみを選択します。
選択したら右クリックをして「プロキシを追加」を選択。
次にプロキシを追加のウィンドウが出てくるので、ファイルプロパティをマッチングの項目を「メディア開始」に設定しておきます。
右側の自動的に他を再リンクと
メディアブラウザーを使用してファイルを追加
にもチェックを入れておきましょう。
リストの中の最初のクリップを選択状態にして、最右下の「追加」ボタンをクリック
そこでSUBディレクトリに入っている、あらかじめ前段階で選択しておいたクリップに対応するプロキシー動画のクリップを選択してやると、その他の動画も自動的にプロキシー動画との紐づけがなされます。
その後、プロジェクトの中の表示をアイコンではなくリスト表示にして、項目カラムを右クリックし、プロキシ動画のパスというカラムを追加すると、実際にプロキシ動画とヒモ付されていることが確認できます。
α7iii、めちゃくちゃいいカメラですねー。
α7Riiiと最後まで迷ったのですが、動画を撮影したいという思いがあって、最終的に、わずかに動画性能の高いα7iiiを購入することにしました。いまのところ不満らしい不満がないです。
私は今までCanonのフルサイズ機を使っていたのですが、SigmaのMC-11というマウントアダプターを使うことでCanonのレンズがそのまま、ほとんどなんの遜色もなしに使えるというのがこのカメラの購入の決め手になりました。
また、詳しいことは別の機会に書きたいと思います。
ではではー。
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