数日前、自宅のWindowsマシンで突如 --
私のメインのブラウザーであるGoogleChromeの、マウスジェスチャーに対する反応に異変が起こりました。
私は普段インターネットブラウジングにマウスジェスチャーというものを多用しております。
マウスジェスチャーのこと
マウスジェスチャーというのは、基本的には右クリックを押しながらマウスを動かすと、その動きに応じて設定をしておいたコマンドがブラウザに送信されるというものです。
具体的には右クリックを押しながらマウスを↓に引いて、右クリックを離すとブラウザのタブが閉じるとか、↑に引くと新しいタブを開くとか、そういうことができます。
それで、話が戻るんですが、数日前、突如マウスジェスチャーでブラウザのタブが上手く閉じなくなってしまいました。
マウスポインターがガクガクっ!としたかと思うと何も起こらない…という症状。
これまで、ずっと「かざぐるマウス」だった
マウスジェスチャーのソフトウェアにも色々あって、ブラウザの拡張機能として用意されているものが多数派だと思うんですが、これらはやはりシステムのリソースをすべて使えるわけではないので、どうしてもワンテンポ遅かったり、その遅さから誤動作が起こったりということが私は苦手でした。
しかし、「かざぐるマウス」は違いました。
かざぐるマウスはOSサイドで動くマウスジェスチャーソフトウェアで、非常にさくさくと動く上に、細かいところまでよく気が利く、本当に素晴らしいソフトウェアでした。
しかし、かざぐるマウスは2013年ごろを境に更新が止まってしまっていたのでした。
私はかざぐるマウスと長い蜜月の時を過ごしてきましたが、とうとうついに恐れていたことが…かざぐるマウスはGoogleChromeを上手く操れなくなってしまったのでした。
これまで本当にありがとう、かざぐるマウス。
後継はopenmausujiで
かざぐるマウスをもう一度使えるようにするにはGoogleChromeのハードウェアアクセラレータをOFFにするといいという話を見つけたのですが、さすがにそれは取引として分が悪すぎる
Google Chrome がアップデートされ、かざぐるマウスが使えなくてお嘆きのかた。
詳細設定→システム→「ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」をオフ
— ゴト@アフィリ (@gotou170322) October 25, 2019
そう感じた私はマウスジェスチャー難民としてインターネットの海をさまよいました。
GoogleChromeの拡張機能のマウスジェスチャーソフトウェアをいくつか触ってみました。やはりこれじゃあダメだ。
AutoHotkey、StrokesPlusというアプリケーションを触ってみました。なんだお前らできること多すぎて逆に怖いわ、ていうかマウスジェスチャー程度でプログラミングしたくねーわ、とか言っても最悪の場合これを学習するしかないのか(白目)
みたいな紆余曲折を経てついに見つけましたopenmausujiを
こちらから
openmausuji / openmausuji / wiki / Home — Bitbucket
もしくはこちらからダウンロードできます
OpenMauSuji の評価・使い方 - フリーソフト100
ご覧くださいこのシンプルなユーザーインターフェースを
ちなみに自分は右クリックを押しながらマウスホイールを回すことでタブの切り替えをするのですが、openmausujiではこれもちゃんとサポートされてました。
この動作、サポートされてないソフトウェアが結構多くてね…(´;ω;`)
一時、学習するしかないのかと途方にくれたAutoHotkeyに比べるとわかりやすさが雲泥の差です(多分できる事の幅もぜんぜん違うけど)
まあ牛刀をもって鶏を割くと言いますか、そんな感じになるやつです。
私はかざぐるマウスの代替を見つけるのに適当に2日、真剣に1日つぶしましたので、そのような人が世の中から少しでも減れば幸いです。
やっぱりブラウザでできることってパソコンでできることのほぼ全てみたいなところあるんで、ブラウザを直感的に操れないとガチで効率がガタ落ちするんですよね。
openmausujiの開発者の方、素晴らしいソフトウェアを提供していただきありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。
これまでマウスジェスチャーを使ってこなかった方々におかれましても、ぜひこの機会にマウスジェスチャーに触れられてみてはいかがでしょうか〜
ではではー
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ガジェマガトーマス氏の動画を観てかざぐるマウスを導入しようかと思いましたが、この記事にたどり着きました。
普段8ボタンマウスを使っていますが、ボタンに設定しきれなかった命令ができるようになったので感謝!
お役に立てたようでなによりです。
ありがとうございます。