世の中見渡してみるともう本当にすごい写真ばかりで。
すごいカメラにすごいレンズ、すごい機材を持ち歩いてすごいチームですごい撮影をしている人々の写真であふれています。
最近は遠隔ストロボの性能の良いのが一昔よりもかなりお安く出始めてきまして、世間ではストロボの可能性を模索するような写真家の人が随分増えてきました。
僕もその流れに乗ろうかと考えていたのですが、やっぱり、なんだか僕には向いていないなという気が拭いきれないので、思いとどまろうと感じました。
そこは僕にとっては正直なところ、もはや目新しさがないなと思うと同時に、その分野の第一線で活躍している人たちがすごいので、もうその人たちにお任せしたいなと。
という事で僕はとりあえず、しばらく白黒写真でも撮ってみるかと思った次第です。
デジタルカメラは写真を”綺麗”に撮る事ができます。
もちろん綺麗さを追求するというのは、カメラにとって正統な進化のあり方だと想います。
しかし僕は、最近、さほど自分が”綺麗”さを求めていない事に気づきました。
僕の尊敬する写真家のひとに、「荒木経惟(あらき・のぶよし)」さんという人がいます。
その人のセリフが今も胸に残っていて、それはこんな言葉です。
「昨日今日撮った写真でも、懐かしい気持ちが出る写真がいい写真だ」
ぼくは多分ずっと、懐かしい写真が撮りたいのです。
それこそ、派手に光量漏れして、フレアが盛大に入り込んでるような写真がどうやら、好きなようです。
とはいえ白黒も一度どっぷりと浸かってみたかったので良い機会だと考えています。
白黒写真は多分、カラー写真とは別の部分の感性を使わないといけないのだなあと今日写真を見返しながら思いました。
本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。
遠くない未来にぼくは、フィルムカメラを手にすることになるだろうとぼんやり、感じています。
それではまた♪
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