キャンプ

キャンプがマイブーム 〜 ワンタッチテントとわたし 〜

9月の終わりごろに突然「屋外で飯を食ったら美味いのでは?」とひらめいた。

それを確かめるため、ひとまずガスカートリッジとバーナーを買って、自宅近くのキャンプ場のあずま屋に妻とおもむき、パンを焼いたり缶詰を温めたりして食ってみた。

たしかに美味かった。

食後のコーヒーを飲みながら、しかしこれでは酒が飲めないなとも思った。

これまでのキャンプと私

友人の誘いで、これまで何度かキャンプに連れて行ってもらったことがあった

その友人はとても大きなテントを持っており、私の心はときめいた。

しかし大きなテントは設営と撤収にとても時間がかかる。

また建てる際の手順も複雑だったため、自分一人ではとても建てられそうに思えなかった。

戒めとしての浮かれすぎキャンプ体験日記

ここで私の中に、一種テントに対しての恐れが芽生えることになる。

どうにか、テントを建てる(=面倒くさい)ことは避けてキャンプ気分を味わいたい。

冒頭の奇行は、そんなことを願った男の苦肉の策だった。

ワンタッチテントとの出会い

確かに外で飯を食うのは美味かったが一度行ったっきり、私も妻も、それからもう一度やろうとは言い出さなかった。

それはキャンプ場のあずま屋で食料を広げた当時、突如現れた尻の大きい巨大蟻の「シリ」に大変な嫌がらせを受けたことに起因していることは疑いようもなかった。

当時の私たちの装備は貧弱で、ピクニックマット代わりのブルーシートを広げたところに食料を並べたところ、シリが現れ私達の食料を思うままに蹂躙していったのであった。

夏の終わりの巨大蟻の動きはその巨大さを全く感じさせないほど軽快であり、何度食料から遠いところに運んでも必ず戻ってきて私達にちょっかいを出し続けた。しまいには仲間も呼んだ。

ふたりとも、もうシリの相手はこりごりだった。

そうこうしているうちに季節はどんどん秋めいていく。

こんなに気持ちのいい季節だというのに、私達はせいぜいお外を歩くくらいしかできないのだと、窓の外から吹き込む秋の風にアンニュイな気分を感じていた。

しかしそんな中、私は一つの情報に出会った。

「ワンタッチテント」というものがあるらしい。

聞けばドラゴンボールのホイポイカプセルよろしく、一瞬で建ち上がるテントがあるらしい。

これだ、と思った。

そして気づけば私は、DODのT5-465というワンタッチテントをポチっていた。

ワンタッチとはなにか

届いたワンタッチテントを持って、さっそく先週末、唐津七ツ釜キャンプ場というところに行ってきた。

DSC03550

海の見える場所です

テントのバッグを開くと、ペグとロープとグランドシート、フライシート、インナーテント(ワンタッチテント)が入っていた。

説明書をみながら、まずはグランドシートをテントの設営予定地にひろげる。

次にその上でいよいよワンタッチテントを展開するわけだが、アルミと硬質プラスチックで作られた各部は結構固い。

うんしょうんしょと力を込め、何度か途中もうだめかと思うような状況を経て、ようやくインナーテントが建ち上がった。

この時点で、ワンタッチとはなにかという疑問符が頭をよぎった。

次にフライシートをかぶせる。

ちょっと大きめのテントなのでひと苦労だ。フライシートの前後をあわせるのも初回なので難しい。

いくつかのポールがついてきたので、それらを展開する。

一本の長いポールをフライシートのスリーブに差し入れて玄関にあたる部分を形作る。

その後テントを固定するため、フライシートにロープを結び、ペグで地面に固定する。

これらがワンタッチテントの建設工程であった。

出来上がったテントは大きくて頼りになりそうな素敵なものだった。

中に入って寝転んだとき、自分だけの秘密基地を作ったようでワクワクした。

ワンタッチであるかどうかはおいといて、私たちは自分のテントを手に入れたのだった。

DSC03553

初挑戦、ようやく建ち上がったテント

ワンタッチテントと撤収作業

ワンタッチテントの設営開始から気づけば40分ほどが経過していた。

友人たちはすでに思い思いに肉や魚を焼いていた。

DSC03558

ようやくテントが立ち上がり、キャンプ玄人の友人たちの輪へ

焚き火台で燃える炎を見ながらにごり酒をあおると、この瞬間以外にほしいものはもう何もないような気がした。

平和で、波音だけが聞こえる静かな夜だった。

DSC03668

月明かりが海を照らす夕べ

突如、雨が降ってきたので私達は会をお開きにして、それぞれのテントに別れて眠った。

テントは幸い雨漏りなどをすることなく、一晩しっかりと建ち続けてくれたようだった。

朝方、テントの中でまどろんでいると、眠っている間は聞こえない波の音が、意識が戻るのと同時にゴオッと耳に鳴るのを知った。

朝食を作って食べてしばらくのんびりして、いよいよにわかに撤収の機運がグループ全体に高まってきたころ、私と妻もワンタッチテントをたたみ始めた。

乾燥などの工程を経てようやくワンタッチテントを袋にしまい終えたあと、時計を見るとテントの撤収をはじめてからしっかり1時間以上が経っていた。



ワンタッチテントに対していろいろ言いたいことがないではないが、ひとまず一発目のテントとしては良いものだと思った。

ちなみに慣れた人がやるとこんな感じ↓らしい

キャンプは一度道具を揃えてしまえばかなりローコストで楽しめるというのが魅力だとおもう。

自然の中で星とか月とか焚火の炎とか見ながらギター弾いたり酒が飲めるのは最高。

これからは何回かの投稿に分けて、キャンプをするにあたって買い揃えた道具や、キャンプ場などの情報を掲載していきたいとおもう。

このブログをご覧のみなさんが「キャンプって意外と簡単なのねー」って感じで、思い思いのスタイルで自然と戯れるようになれるといいなと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

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