この記事の目次
今日はLinuxの便利さについて、とても分かりやすく説明してある本をご紹介します。
Linuxの本というと小さい文字でびっしりと、ページいっぱいシェルスクリプトが書いてあるような本が多いのですが、これは本当にありがたい、漫画で解説してくれるタイプなのです。
ということで、ひとつ上のコンピューターのつかい方に興味のある人にはぜひ読んでいただきたい本です。
シス管系女子2巻を買いました
売り上げランキング: 9,122
まだ2巻をぜんぶ読みきれてないのですが、1巻に増してさらに充実の内容となっている感じです。
この本の一巻も実にわかりやすく、Linuxについての考え方や実践的な使い方を多数学ばせていただきました。
萌えな見た目とは裏腹に、現場で即つかえるテクニック満載
絵柄は見たとおり萌え萌えなんですけど、中身は想像以上にしっかりしていて硬派な作りです。
この本をざっと一通り読むだけで、本来コンピューターがどういう目的で作られたのかを学ぶことができます。
何しろ漫画なので、概念がすべて図付きで説明してあって、とってもわかりやすいです。
Unix、Linux、基本思想の学習に最適!
コンピューターというか、システムというものの基本的な考えかたというのがあります。
それは「ひとつの事を上手くやる」小さなパーツを繋げていくというものです。
その上で繋げたパーツ同士がなるべく、相互に依存しあわない様に。という。
この考え方、ちょっとわかりづらいと思います。でも、プログラミングについて言えば非常に重要なところです。
そして、おそらく多くの事に応用できるものです。
身近な例で例えると、会社組織の中に開発部と営業部と経理部があったとします。
それぞれの部は一つのパッケージとして独立して、相互に依存せず動くのが理想です。
そしてそれらをつなぐ歯車は一括化されて、一つであるべき。という様な事で例えられるかと。
この本は、効率的なシステムという事について、実にわかりやすい一つの答えを提供してくれるものだと思います。
ゆるぎないUnixと、その互換システム
世の中の「サーバー」と呼ばれるコンピューターのほとんどはUnixとその互換システムで動かされています。
そして、これはコンピューターの黎明期からこれまで、ほとんど変わっていないあり方です。
コンピューターは近代になって完成したものですので、根っこの部分の思想とか哲学というのは、ほぼ完成しているんでしょうね。
Unix、Linuxのシステムはおそらく、ぼくらが死ぬまで変わらないとおもいます。
というと語弊が生じるかもしれませんが、どこまでもカスタム出来るという意味で変わらない環境を維持できるという事です。
またこの本に書いてあるシェルの使い方、コマンドユーザーインターフェースの概念もまた、多分、不変・不朽のものだと思います。
僕がはじめてWindowsを使い始めたのはWindows95の頃からで、時はながれていまWindowsは10になりました。
僕は10年以上のWindowsユーザーだったのですが、現行のWindows10を、今の僕はほとんど使えないと思います。
アップデートの度に繰り返される配置換えの為に、以前まで使えていた知識が使えなくなってしまうからです。
以前は「新しいWindows、誰よりも使いこなしてやるぜ」という情熱もあったものですが、今じゃもう面倒くさいだけになってしまいました。
なぜなら、そこは本質じゃないんですよね。
Unix、Linuxでは基本的にそのような事がありません。
ユーザーがのぞめば、常に本質だけに触れる事ができるコンピューターシステムです。
人生は長いので、コンピューターに興味のある人はぜひLinuxに触れてみてください。
これからの時代、コンピューターに強くてこまる事はないし、情報を素早く処理できてこまる事はありません。
たとえば僕は、ちょっと前にebayというオークションサイトの、何万という販売履歴から商品ごとの売価の相場を調べるプログラムを書きました。
こういう事も、Linuxとそれを支える周辺ソフトウェアの機能を繋げるだけで、わりと簡単に出来てしまうんです。
まあみんながみんなこういう事をしたいとは思いませんが、少なくともコンピューターとはそもそもどういう物なのかを知りたいと願っている人はぜひ、Linux(Unix)について学習してみてください。
世界がほんの少し広がるかも知れませんよ♪
売り上げランキング: 4,729
という事で!
本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。
それではまた♪
更新情報をお届けします
おお〜2巻出てるんですね〜!
読み終わったらお渡ししますぜダンナ!