こころ

人と話をすることのハードルが年々あがる件

最近は昔ほど脊髄反射的に口を開かなくなり、そうすると会話というものは案外難しいものだなあ、、、と思うことが増えてきました。

たとえばどの会話術の本にも書いてあるだろう基本中の基本

・相手の話を聞いてから、こちらの考えを述べる

すでにここからして難しいです。

これ、私の場合で説明をしますと、誰かと話をしていて、相手が喋っているとき

「あ、ここに関しては自分の意見とは違うな」

「あ、ここは事実と異なるので言っておかねば」

と思う瞬間がたびたび起こります。

そう思ったあと、自動的に「実際的に自分の意見と彼の意見はどう異なっているのか」「事実はどうだったか」ということを頭の中で考えはじめます。

その考えが頭の中を巡っている間も、目の前の人はリアルタイムに意見を述べ続けているので、さらに新たに考えるべき問題が浮上したりもします。

つまりこのとき、少なくとも「聞きながらの理解をすすめること」と「頭の中の整理をすること」という2つの考えを同時に進行させる必要が出てくるのです。

さらに

  • 相手の話に対して矛盾のないように自分の考えをまとめる
  • 言葉のラッピングを整える(太っている→恰幅のいい、ケチである→経済感覚のある等 ※出典アフロ田中)

こういったことも滞りなく短時間で行い、発声するのです。

考えれば考えるほど難しい…。

だから往々にして人は、自分の中で自分の意見を吟味しながら相手の話を聞くストレスに耐えきれず、まだ相手が喋っているのに、その話にかぶせて喋ったりということをやりがちであり

だからこそどの会話術の本を見ても

・相手の話を聞いてから、こちらの考えを述べる

という一文が消えることはないのだろうなあ、などと思ったのでした。

そして、このプロセスというのはまさに、「人のフリ見て我がフリ直す」に直結する行為ですので、理性的に人と付き合う精神を培うものであるんだろうなと思います。

まあ以上のようなことを考えると

自分が喋る番になったときにもなるべくわかりやすい言葉で、なるべく相手が考えるべきことを絞れるように、相手を思いやって手短に話したりする工夫をしたいもんだなあ、、、なんて思います。最近は。

スポンサードサーチ

 

この記事が気に入ったらいいね!しよう
🍀

更新情報をお届けします

関連記事

  1. 日記

    自分のために生きるという事の追記

    昨日書いた記事を今朝見なおして、言葉が足りていないなと感じたので付…

  2. 日記

    3年前から決めていた日に結婚しました。結婚して変わったこと

    5月の7日に結婚式をあげてから、早くも2ヶ月が経ってしまいました。…

  3. 日記

    自動運転よ早くこい!車の未来の話をしよう

    少し前の話になりますが、独フォルクスワーゲンがクリーンディーゼル車でお…

  4. 日記

    スケートパークを求めて。佐世保市民と佐世保犬のオアシス、烏帽子岳

    久しぶりに家の近くの烏帽子岳という山に登ってきた。近くとは言え、今…

  5. こころ

    みんな感じることがあると思う。又吉直樹氏著「火花」を見た感想

    先日、おくればせながら標題の通り、又吉直樹氏著の「火花」を読みました。…

  6. 日記

    440Hzとは別の可能性。A(ラ)の音の違いで変わる音楽の聞こえ方

    A=432Hzが心地よいという説について先日ギターのチューニン…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

スポンサーリンク

  1. 日記

    福岡に引っ越す前日の記録
  2. レビュー

    ヒトの心の探求を助ける名著「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」
  3. お店紹介

    【写真】マイナス10度のフラワーアイスカフェに行ってきましたinハウステンボス
  4. コミック

    新しい世界の未来予想。まもなくバーチャル・リアリティの時代が来ます。
  5. 日記

    ぼくの、年々減り続けているプライドについて
PAGE TOP