日記

コロナウィルスの影響によるマスク買い占めについて思うこと

2020年2月11日現在

中国の武漢を発症とされる「コロナウィルス」の影響拡大によって、街中からマスクが消えてしまった。

こんなバカバカしいことが起こるとは、まさしく人生一寸先は闇であるなあと思う次第。

マスクが現実世界から消え去ってしまった大きな理由は、マスクの高需要に気づいた商売人たちによる転売行為が横行しているからだ。

このことをネットで悪し様に言う人が多いことに、正直なところ、自分は戸惑っていた。



先日、友人の家に遊びに行ったとき、ジャニーズの話になった。

ジャニーズの公演チケットはもともと一万円ほどで販売されているらしいが、その獲得権は抽選によって決められるらしい。

どのくらいの倍率なのか、調べてはいないが、かなり当たりづらいであろうことは想像にかたくない。

だからジャニーズの熱狂的ファンたちは、どうしても行きたい公演のチケット抽選に外れてしまったとき、最後の頼みの綱としてオークションなどで(なんらかの理由で)販売されているチケットを買うという。

価格は元値の10倍にのぼることもあるらしいが、背に腹は代えられない。

熱狂的ジャニーズファンは、その値段でも買う。

それどころか、買えてよかった、助かった、救われたとすら思うのだ。

チケットを買いたいと願う人、チケットを売りたいと願う人。

取引が成立した時点で、お互いが納得づくのこと。

私達が生まれるはるか昔から、社会はこのルールに従ってきたはずだ。



2008年、サブプライムローン問題(リーマンショック)が起こり、世界経済が大混乱におちいったことは、私にとってまだ記憶にあたらしい。

この問題について簡単に言うと、本来的には価値のなかったものに対して、それを知ってか知らずか、価値のあるように見せて売りまくった結果、本来の価値に戻ったときに一握りの人間を除いて皆破産してしまったという話だ。

これは狂ったパーティーのようなものだ。

パーティー会場の愉快な雰囲気に気分を良くした男が、ある女に声をかける。

男は女に酒をおごりだす。

男の友人は、男が女を口説くことに成功するかを対象に10,000円ずつ賭けはじめる。

その男たちの賭けで誰が勝つかを対象に、さらに別のグループが100,000円ずつ賭けはじめる。

その別グループの賭けで誰が勝つのかを対象に、会場の人間たちが1,000,000円ずつ賭けはじめる。もはやその賭けに当の口説いている男も乗っていたりする。

男が女を口説くのに成功しようが失敗しようが、勝負の結果が出るころ、パーティー会場は死人が出るほどの大混乱になる。

しかし誰がこの狂乱を、その狂乱の最中に止められただろうか。

たぶん、できることといえば巻き込まれるのをふせぐため、自分だけが早々とパーティー会場をあとにすることくらいだ。

店の主人がもっとしっかりした人物だったらよかったのかもしれない。

男の友人たちが男が女を口説くことに成功するかを賭け始めたときに、賭けをすることをやめさせれば、あるいは狂乱を防げたのかもしれない?

しかし現実にはこういうことがありふれている。

様々な部品メーカーから様々な部品を買い付けた家電メーカーが、部品在庫から製品を作り、卸が製品在庫をもつ、その卸から小売が買って在庫を持つ。更にその小売から購入した個人がオークションに出品する。

また

布の生産者、綿の生産者、ゴムの生産者などからマスクメーカーがパーツを買いあつめ、マスクを製品として市場に売り出し、卸が仕入れ、小売店に卸し、小売店が転売者に売り、転売者がオークションに出品する。

同じことだ。

どこまでを許し、どこからを許さないのか。

これを店の主人(政府)が制限をすることは、店(国家)自体の盛り上がりを失わせてしまいかねない。



だから、自分としてはこうなることを予想してさっさとマスクを買っておくべきだった。とか

行政が市場をしっかりと監視して、こうなる前にマスクを市民に配布するようにとっておくべきだった。とか

そういうことを考えていて、この、市場にマスクがない状態を引き起こした転売者たちについて悪感情は持っていなかった。

いずれマスクは元の値段にもどり、買った値段以下の価格を提示しないと売れないようになるのは目に見えている。

転売者たちはそのリスクを承知の上でマスクの買い占めを行っており、そのリスクの分を儲けているのだから。

しかし、以下のツイートが私の考えを180度変えてしまった。

なるほど、通常の10倍の値段を出せばオークションでマスクが買えるとはいえ、世のおじいちゃんおばあちゃんはインターネット上のサービスからマスクを買う方法なんて知らない人も多いだろう。

しかも、コロナウイルスはお年寄りに対してより危険なのだ。

私はとっさに自分の祖母のこと、そして既に初老から老人の域に達しつつある両親のことを思った。

幸い、彼らは既にマスクを確保している。

しかし、世の中のすべての老人たちが、全員十分な量のマスクにありつけていない可能性はおおいにある。

まさに転売者たちの買い占め行為によって十分な量のマスクを確保できず、コロナウィルスによって死ぬ老人も、(直接的な因果関係を説明できるはずもないが)これから出てくるかもしれない。

そうであれば、やはり買い占めは悪であるに決まっている。

この結論を得るまでに、かなりの時間がかかってしまった私は、想像力に欠ける愚かな人間だと思う。

そう、金のために弱者を危険にさらすような行為は、悪であるのに決まっている。

そうでしょう?



サブプライムローン問題について詳しく知りたい方は

この映画がすごくオススメ。バブルの仕組みがわかり、とても面白かった。

あと、自分はマスクはこれを使ってます。

手洗い用の石鹸で泡立てて、ゆすいで絞れば、結構すぐに乾いて繰り返し使えます。

私はこれを3週間ほど前、近所のドラッグストアで500円ちょっとで買ったと思いますが、少し値上がりしているんですかね。

ただ、これからもしばらくコロナウィルスの脅威は衰えることがないと予想されますので、何度も繰り返し洗ってつかえるマスクは、いくつか持っておくと安心かもしれませんね。

マスクだけで防ぐことができないウィルスのようですが、ないよりは多少マシだとは思っています。

みなさんにおかれましても、どうか、くれぐれもお気をつけてお過ごしください。

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