先日、パワーナップ仮眠法という本を読みました。
要するに「昼寝をしよう」という事です。
帯にも書いてあるとおりですが、GoogleやNasaやAppleと言ったアメリカを代表する組織が取り入れている仮眠法らしいんですね。こういう人たちが採用するという事は、よほど科学的裏付けが取れている、良いことなんだろうと思い、実験してみました。
パワーナップ仮眠法をやってみた。
簡単に言うと、正午から15時の間に15〜20分ほどの仮眠をとるんです。
仮眠をとる前に、カフェインを摂取します。
カフェインはだいたい20分後くらいに覚醒効果があらわれるらしいです。
カフェインの効き出す頃に仮眠を終えるという事ですね。
その仮眠を取る時の姿勢ですが、寝転んではいけないのです。
椅子に座った状態で、椅子にもたれかかったり、机に突っ伏したりして15分から20分の間仮眠をします。
でもやってみて思ったんですよ。「仮眠」って一体なんだと。
よっぽど疲れていない限り、15分の間に眠る事なんて出来ないよ、と。
そして僕は、第一次世界大戦中に脳の前頭葉を銃で撃たれた兵士の事を思い出しました。
彼は命が助かったのですが、その後遺症として眠る事ができなくなってしまったらしいのです。医者は長生き出来ないだろうと予想したのですが、彼は横になって目を閉じて休息を取ることでその後何十年も健康に生きたという…。
なるほど、僕も仮眠についてはあまり深く考えずに、とりあえず目をつぶって15分の間休息をとることにしました。
ちなみに、25分以上眠ると、深い睡眠の周期に入ってしまい起き抜けが辛くなってしまうらしいので、仮眠は必ず20分以内とする、とのこと。
心配な人はタイマーを使うのがいいかも知れませんが、僕の場合はだいたい15分かなという頃に起きるとちゃんと15分くらいで起きられる事を発見しました。
目が覚めると頭がスッキリして、周りがちょっと明るく見えるようになりました!
という事も特にはないんですが(笑)
ただ、午後から眠気を感じる事がなくなる感じはしましたね。
眠気がないって事はイコール冴えてるって言ってもいいと思います。
あと、自分の場合長時間の運転中は必ず眠くなっていたんですが、仮眠を取ると運転中に眠気を感じる事がなくなった気がします。
パワーナップ仮眠法のまとめ
まとめると
・カフェインを摂る
・椅子に腰掛ける
・寝転ばず、座った状態で15分〜20分仮眠をとる
ということでした。とても簡単ですね。
疲れてから休むのではなく、疲れる前に休もう
経営学者フレデリック・テイラーという人の興味深い実験結果があります。
一日に12.5トンの荷物を運ぶ事でクタクタになっていた労働者達がいました。
そこで彼は時間を計りながら「荷物を運んで」「休んで」と労働者達に細かく休憩を挟ませて仕事を進めさせました。この為、1時間の内34分間は休憩時間という事になりましたが、結果的に一日に運べる荷物は47トンに増えました、というお話です。
労働者辛い・・・という感想はひとまずおいておく事にして、疲れる前に休憩を挟む事で結果的により多くの仕事が出来るようになったという好例かと思います。
本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。
僕たちが眠るのは、つまりは起きている間を充実させる為だと思います。
疲れてパフォーマンスの落ちたボケーっとした頭で日中を過ごすよりは、疲れる前に15分間を休憩に使った方が、午後から気持ちよく活動できてお得かも知れませんね〜。
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