ふと、長崎ランタンフェスティバルに行きたくなって、Googleで検索すると3月2日に終了と書いてあった。
「なんで金曜日に終わるんだ・・・」
とがっかりしていたのだが、長崎市在住の友人とのやりとりの中で偶然、本当の終了日は3月4日の日曜日だという事を聞いた。
この僥倖、生かさぬ手はないという事で、長崎ランタンフェスティバルに行った事がないという義妹も連れて、妻と私、妹の3人で15時に佐世保から、長崎に向けて旅立った。
少し遅めの時間の出発になったのは、父のやっているウクレレクラブの発表会の写真の撮影を頼まれていたからであったが、ランタンの美しさを楽しむには夕方からの方がむしろ都合が良い。
とは言え、その日はとても良く晴れていたので、日が暮れるのに伴って浮かび上がるランタンに彩られた街の景色、その日常から非日常へのグラデーションを感じたく、まだ十分に日があるうちに到着したかった私は勢い、西九州自動車道に飛び乗ったのでした。
午後の空気感は最高、ご機嫌なドライブ、そして武雄ICを抜けた所で突如警察に止められる俺の車。
「後部座席の人もシートベルトしてくださいねー。あ、そのままで結構ですー、ここにサインと拇印くださーい。」
熟練の職人に毛を狩られる羊のごとく、なすすべもないスムーズさで私の一点はむしり取られ、ゴールド免許への夢もまた絶たれてしまったのでした。
春を感じさせる陽光のなか、私の心には遅まきの寒波がひと波。
長崎へ
西九州自動車道を使ったはずなのに、長崎に着いて時計をみると出発してからきっちり2時間が経っていた。いつもの道を使うよりもむしろ遅い。支払ったものは高速料金3000円と免許の1点。
長崎に来るのに二度と西九州自動車道は使うまいと心に決め、街に繰り出す。空はいい感じに暮れ始めていた。
特になんの予定もなくブラブラと歩いていると、「gram」という美味しそうなパンケーキ屋さんを発見。
「インスタバエ、インスタバエ」とつぶやきながら店に転がり込んだ。
若い女性の店員さんがとても感じの良いお店でした。
ご覧のようによく映えたスイーツも美味しかった。
食べ終わったらまた灯籠に妖しく照らされる街をそぞろ歩きながら写真を撮った。
とても暖かかったからか、これまでに来たどのランタンフェスティバルよりも楽しく思えた。
夜が暖かいってなんて素晴らしいんだろう。
「老李」の水餃子(←美味いがコスパ微妙)を食い、「白家園」の小籠包(←オススメ)に舌鼓をうちながら、夜は更けていくのでした。
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