日記

いわゆるひとつのライアーゲーム。「人狼ゲーム」で男泣き

皆さんは人狼ゲームというものをご存知だろうか。

僕も名前だけは知っていたのだけど、この間はじめて具体的なやり方を教えてもらってやってみたところ、めちゃくちゃおもしろかったのでした。

簡単にルールを説明すると、10人くらいの人数を集めて、人狼役2対市民役8くらいにわかれてお互いの勢力を排除しあうというゲームです。

【究極の心理戦ゲーム】初心者でもわかる『人狼』ゲームの遊び方【決定版】 | ロケットニュース24 : http://rocketnews24.com/2013/02/20/295465/

人狼は市民のフリをして市民を食い殺しにやってきます。
市民側は人狼に食われないように、誰が人狼かを推理して多数決で疑わしい市民を追放してゆくのです。

人狼役になった人は、ゲームとチームの為に嘘をついたり、誰かを疑ったふりをしたり、場を扇動してみたりなど、普段なかなか使う事のない考え方を強いられるのがとても楽しいのです。

誰が人狼か分からない中で、市民は自分以外全員が人狼に思えてしまう疑心暗鬼。
しかし市民側もただただ騙されるだけではなく、特殊能力を持った人たちが人狼のあぶり出しをしようとしますし、人狼側はそれをさせまいと場を混乱させて妨害をするという、気づけば実にカオスな空間が出来上がってしまうのがこのゲームの魅力です。

ゲーム性ゆえに悲しい事も起こる

人を騙し、出し抜く、それが人狼ゲーム。
それゆえに悲しい事も起こります。

先日、どうしても人狼ゲームをやりたくなったので、カラオケボックスのパーティールームをおさえて、急遽友人たちに連絡をとり、7人のメンツを揃えてゲームをはじめました。

僕ら夫婦以外は皆、人狼ゲームをするのははじめてだったのですが、わりかし早い段階で皆ゲームの内容を理解して楽しみました。

そしてあるゲームの終盤、僕と妻とえむちゃん(仮名)が残りました。

この中に人狼はたった一人。
僕は市民だったので、妻かえむちゃんが人狼なのは間違いがない。

「どっちが人狼なんだ・・・」

僕は迷いながらも二人を観察しました。

えむちゃんは普段、全然嘘がつけない感じの、ずっとニコニコしているタイプの人です。

しかし、僕が「えむちゃんが人狼だよね?」と尋ねると「市民です!!」と、とても強い意思を感じさせる瞳で訴えてきました。

それを見ていた妻は「ヒャー!!怖いーー!」と悲鳴をあげていましたが、僕は妻が怖いと思いました。

こんな悲鳴をあげている姿が、自分が人狼である事をごまかす演技だったとしたら・・・
そう思うと怖くてたまらない気持ちになったのでした。

そうして僕の肚(はら)は決まりました。流石にこんな演技を妻はしない(できない)、いや、していてほしくないという願いを込めて、消去法でえむちゃんを人狼認定としました。

あとは自分の身の潔白を証明できれば、妻はえむちゃんを人狼認定し、ゲームは市民側の勝利で幕引きとなるはずです。僕は自分が絶対に市民であるという事を強く主張しました。

なのに妻は僕に向かって「あなたが絶対人狼だよねー。怪しすぎる!」と言うのでした。
人狼であるえむちゃんも、しらじらしく「確かにクニオさんが怪しい」と頷いてクニオ人狼論を煽ってきます。

僕は思いました。「ええ?妻は僕を信じないのかい?」と。

僕がこれほどまでに真摯に市民である事を主張しているのに、どうして怪しみ続けるの?と。
普段の行いが良くないのでしょうか?そんなことはないと思うが!
どうしても勝ちたい僕はテンパって「いや、本当に、結婚までしている相手の事だから信じてほしい。」というちょっとシャレにならないくらい必死感に溢れた身の潔白の主張までしてしまいました。

そして審判の時。多数決により僕が人狼認定を下されて追放。
人狼チーム(えむちゃん)の勝利に終わったのでした。

ゲームの後の感想戦で、僕は妻にどうして信じてくれなかったのかと詰め寄りました。すると

「あなたが結婚の事まで持ち出してくるのがますます怪しかった。もしもあなたが人狼だった場合、それすらも利用して勝たれたとしたら許せない気がしたから選んだ。」と言われました。

深いですね(笑)

僕は・・・配偶者、恋人同士で人狼ゲームをする時は、その立場を持ち出したりしないように気を付けた方が良い。と思ったのでした。

本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。

まあ今になって思えば、あの時妻が僕を人狼として選んだのは正しかった気がします。
全てこれで良かったのだ。大人数で集まる事があれば、みなさんも是非やってみてください。
非日常感をお楽しみいただけると思います。

 

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