こころ

自由に恋い焦がれるから自由主義者なんだね

先日書いた記事に、下記のコメントをいただいた。

拝読して、ジョジョ奇妙な冒険5部の眠れる奴隷(運命の奴隷)を思いだしました。ジョジョでは苦難(運命)を乗り越えるがテーマでしたが、クニオさん視点では運命は苦難もあるが、運命の中に美しさと希望があるのだから大丈夫だと仰っているように感じました。
私の理解が間違っていたらすみません。お子様が生まれるとのことおめでとうございます。

とても素敵なコメントをくださる人だな、と嬉しく思った。

実際、私は例えば運命というものが本当にあったとして、それに対して美しさや希望を見出している。

しかし、私がなぜ運命に美しさや希望を見出すのだろうかと考えたとき、そこにはやはり苦しみがベースに存在するのだろうな、ということも同時に思った。

それは夜の暗闇の中でこそ星が美しく輝くようなものだ。この世界はコントラストの中にのみ存在している。



私達の自由意志

最近は「自由意志」について考えることが増えている。上でいただいたコメントも、同様のことについて考えた記事についたものだった。

わたしは今日も自由という名の夢を見る

最近読み終わった「ホモデウス」という本では、人間は今後ますます自らの構造を深く知るようになり、自らをハックすることによってより高次元の幸福を追求していくだろうということが、多数の実例をもとに紹介してある。

例えば、私が興味深いと思ったのはロボラットの話だ。

ロボラットは普通のラットの脳に電気刺激を発する機械が埋め込まれており、人間はリモートでその機械をコントロールすることによってラットを思ったとおりにコントロールすることができる。

このラットは、この人間から発せられた電気刺激に従うことによってこの世で最高の快感を得るという。

それは多分、下の動画のような仕組みだろうと思う。

引用元: @YAWScience

このニワトリの場合、特定の色の紙を選ぶ→餌がもらえるということを繰り返しているが、ラットの場合は人間が指示した方向に進むことで脳の快感を司る部位をダイレクトに刺激されるというわけだ。

皆さんは、このニワトリのことを幸せだと思うだろうか、それとも不幸に思えるだろうか。

この問いに対する明確な答えは存在しないと思われるが、あのニワトリの姿はそのまま私達にも当てはまる。

ニワトリが仕事を完了した時に与えられる報酬としての餌は、みんなそれぞれが好きなものに置き換えてもらっていい。

そしてここで一番大きな問題は、私達がその「好きなもの」を好きになったり嫌いになったりということを自由に選べないということだ。

本当は一日16時間でも仕事ができるよう、仕事が大好きになれたらいいのに、気がつくとドラマを見たりゲームをしたりしてしまう。

さて、そんな私達の前に、ついに科学の力によって好きなものを好きなように好きになったり嫌いになったりできる機械が登場しました。

私は、勉強が大好きになれればきっと理想の自分になれる。そしてそんな自分こそがきっと本当の自分に違いない、と嬉々として自分の嗜好を塗り替えました。

その時、私は私のままなのかな。

いきなり全部を塗り替えるからおかしなことになる。最初は一日2時間、勉強や仕事が大好きなように塗り替えよう、としたとして、そこまではまだ私は私のままなのかな。

こうしたことが可能な未来は、このまま人間の科学が発達すれば必ず訪れることになる。

はじめは脳機能の障害によって苦しむ人々を助ける名目によってひらかれ、あとには健常な人をアップグレードするために使われてしまうっていう。美容整形のようにね。



コメントをいただいた記事では、外的要因的な自由についてを考えてみたけれど、ちかごろは内的な意味での自由についてなどを考えていました。

最近は、早く科学がもっと進歩して、魂というものの存在を証明してくれたらいいなあ、などと思っています。

私達が脳の作用のアルゴリズムによる存在などではなく、その奥に輝く魂がしっかりと存在し、それを継承できることが確かならば、秋の夜長にふっと訪れる寂しさも、もっと愛せるようになると思うからです。

とはいえ、そういうことを思う私もふくめてすべてが私に与えられた世界であるなら、もう何も恐れることなどないな、などとまた思考はループするのです。

本日もG線上のきりんにお越しいただきありがとうございます。

近頃はぐっと冷えてきましたので、みなさま風邪など引かれぬようお過ごしください。

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