不安とは期待の影です
不安というのは、あとすこしで分かりそうなのに分からない時に生まれるものだと思います。
つまりこれは期待の裏返しなのだろうなと。
たとえば、僕は今仕事で進めているプロジェクトについて、少し、不安を持っています。
これはなぜかというと、それが上手く行くだろうという期待を持っているのが前提として、でも、ひょっとしたらうまくいかないかも、という気持ちを持っているからだと思います。
しかし例えば、僕が野球選手で、次の試合で良い成績を取らなければいけない、と想像してみたところで全然不安な気持ちにはなりません。
今の僕は、野球選手である自分になんの期待もしていないので、不安を感じようがないのですね。
不安を解消する方法
不安を解消する方法は、大きくわけて2つあると思います。
1. はっきりしないから不安なので、とことん不安要素になる部分につっこんで解明する。
2. どうせ、神のみぞ知ることと諦めて、不安を手放す。
ほとんどの人はこの2つを行ったり来たりしながら、不安と折り合いをつけるものでしょう。
なぜなら、この2つの方法はどちらも完璧とは言いがたいからです。
とことん、不安要素を取り除いていったとして、100%とりのぞく事はできません。
神のみぞしる事と、一切の努力を捨てて構えたとしても、やれる事がまだ残っている状態では、そんなにノンキでいられません。
不安が完璧に消えないとすると、つまり僕たちは常に不安を抱えて生きているという事になります。
不安は、想像である。
こんな不安を消す方法として、マインドフルネスという方法が有効だという説があります。
これは、とにかく今現在に強く集中するという技術で、頬をなでる風を感じたり、聞こえる騒音に耳をすましたりする事です。
つまり、五感(右脳)の感覚に集中する事で推測、憶測(左脳)の働きを止めるということですね。
私達の不安って実は、全部、左脳がつくりだした幻です。
そして今日も、ちょっぴり悩ましい一日です。
本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。
でも、不安は消えないという事を完全に頭で理解してしまえば、きっと、不安が消えない事で悩む必要もないのだと思うんですけどね。
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