ジェットウォッシャードルツ
ここ半年くらいの間で一番買ってよかったと思えた品なので、是非みなさんにも紹介したく思う。
ジェットウォッシャードルツとは、強力なジェット水流を使って口内のケアをする家電の事だ。
その水流たるや凄まじく、歯間への狙いがはずれてベロに当たるなどすると、まるでビンタを食らったような衝撃を受ける。
こんな威力のものなのに、歯茎に当たると心地よいと感じられる。
歯茎というのはとても鈍感なのだなあと意外な発見をしてしまった。
しかしこの事 - 歯茎が鈍感であること - が大きな問題につながることもある。
歯周病だ。
歯周病は歯茎と歯の間に詰まった歯垢が歯石になり、これが歯茎に炎症を引き起こし、しまいには顎の骨を溶かしてしまったりするらしい。
自覚症状が出る頃には既に手遅れになるケースも多々あるようで、これは歯茎があまりにも鈍感であるために起こる悲劇なのだろう。
そして恐ろしいことに、この病気について日本の成人の罹患率は8割を超えているという事だ。このブログを今ご覧のあなたも歯周病、またはその予備軍である可能性が非常に高い。
かくいう僕も、恐らく歯周病予備軍であったと思われる。
もともとは一緒に暮らしている婚約者に親知らずが生えてきつつあり、そのせいで奥歯の歯磨きが上手くできないという話を耳にしてから購入したこの商品だった。
しかしいざ届いてみると完全に自分の方がハマってしまった。
はじめてジェットウォッシャーが届いた日、わくわくしながら歯茎に水流を当てると、なんの変哲もない水道水を使ったにもかかわらず歯医者で口をゆすぐ時の水の匂いがした。
僕はこれまで、歯医者の口をゆすぐ水には何かしら歯の健康を守る的な薬剤が添加されており、それがあの独特の歯医者の水の匂いを作り出していると思っていた。
しかし事実はまったく異なっていて、あの歯医者の水の匂いは自分の口の中から発せられていたのだった。
この事実に興奮冷めやらぬなか、なおも歯茎に水流を当て続けていると、一部分だけ物凄く痛む部分を発見した。
ジェットウォッシャーから放たれる水を貯めておく600mlの水槽が空になり水流がとまった後に、どうしてその部分だけが痛むのかを鏡で確認しようとしたとき、さらに驚きの事が起こった。
口を開けた瞬間、物凄い量の血がしたたり落ちてきて、あっというまに洗面台が血に染まったのだった。
僕はあまりの事態に血まみれの口のまま、もはや笑うしかなかった。
何度も口をゆすぎ15分ほど経った後、ようやく血が止ったので慌ててパソコンで症状を検索したところ、ジェットウォッシャーをはじめて使った人にはわりと見られるできごとであるという事を知った。
この血の中には歯周病菌がたっぷりと含まれていたらしい。
その部分はしばらく腫れていたが、そのうち腫れも収まり、その後は血が出る事もなくなった。
かくして僕は歯周病の脅威から遠ざかる事にどうやら成功したようだった。
本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。
歯周病はアルツハイマー病の原因になる事がわかってきているようだ。
僕は人間にとって、脳が曇るという事は最も哀しい出来事の一つであるように思う。
という事で、みなさんにも是非、ジェットウォッシャードルツを使ってみる事をおすすめしたい。
ジェット水流を使った口腔ケアでしか得られない価値があると思う。
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