写真

ぶらぶらと自転車に乗って回って自由を感じた

先日の晴れた日、朝からの用事で街を訪れる為に、母親からもらったオレンジ色のママチャリにまたがりました。

事が済んで、特になんの予定もない時間が訪れました。
家に帰って何かやろうと思えば、やれる事はいくらでもあるのですが、こんなに晴れた日に屋内に閉じこもって何かをやろうという気にはなりませんでした。

カメラを持ってきていました。

そうだ、今日は自転車で街をぶらぶらして写真を撮ってやろうと思いつきました。
(カメラを持ってきていた時点で既に無意識にそのつもりだったのでしょう)

街の中で、これを撮ったら綺麗に写るだろうか、とかこういう写真は面白いだろうかと、一人考えながら自転車でぶらぶらとうろつきました。

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SaseboCity

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意外な事にそれまで、自転車に乗りながらカメラを持って回るという事をやったことがない事に気付きました。

そして実際にやってみて思ったのは、「めちゃくちゃ良い」って事です。

景色をキョロキョロしながら自転車でヨタヨタと進む私は、周りからみると奇異に映ったかも知れませんが、歩くよりも楽に、必要であればすぐに降りて、好きな所の写真を撮れるという事はこんなにも自由なのかと。

それから楽器を見て、壁にかかって並んでいるギターのボディがとても綺麗だなあと感じたり。

靴屋に入ると友人のS君が居て、少し話ができて嬉しかった事や、その後靴を買った時にサービスしてくれたことや。

シアトルズカフェのモカが大好きな私はその日、飽きるほど飲んでみようという気になって最大サイズ「グランデ」に挑戦し、見事に飽きて飲み終わった後に具合が悪くなった事など。

全力で「空白」を楽しんだ気がしました。

盆栽に感動

その後はアルカスに行って無料展示されている美術作品を見て。

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島瀬美術館に行って古代人の骨と生活様式、盆栽とジャズプレイヤーの展示写真を見てきました。

盆栽を初めてまじまじと鑑賞させてもらいましたが、すさまじいの一言につきます。

あの鉢の中に確かに自然が生きているという凄さ。ミニチュアの大木がそびえているのです。

これはものすごい遊びだなと、つくづく感心しました。

そして盆栽を見てここまで衝撃を受けている自分を客観的に見て、ものすごく面白いものだと感じました。

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ジャズプレイヤー達の写真に感銘を受ける

昔のフィルム写真特有のざらつき感や、白黒写真から沸き立つ質感に終始感心していました。

題材がジャズプレイヤーって言うのがもうズルい感じしました。

スーツを着た黒人の男はカッコいいと思うし、それに加えて美しい楽器の数々。

「カッコいいエッセンス」の凝縮された写真は、そりゃカッコよくなるわなと。

とてもいい影響を受ける事ができた気がします。

古代人はちょっと怖い。

古代人は骨とかがちょっと怖い。

とはいえ古代人もきっと、子供の頃は沢山遊んで、大人になるにつれて学んで恋をして、それぞれの人生を全うしたんでしょうね。

話した時、言葉が通じるとすれば、友達になれる奴がいたりするんだろうか。とか考えていました。

何しろ、僕がこの時代に命を授かるまでに、ご先祖が一人も欠けずに命を繋いできたという現実に気が遠くなる思いです。

過酷な時代に一生懸命生きた古代人に感謝するのでした。

サイクリングをもっと楽しみたくなった。

もっともっと遠くに、自転車で行ってみたいもんだ。でもママチャリじゃきついな。

と思いながらスケートショップ「Bright Idea」に行って、オーナーのトミーさんと談笑している所に友達のザワ君がやってきました。

佐世保スケートショップBrightIdea

佐世保スケートショップBrightIdea

ザワくんは、店の前に停めてあった私の自転車を見て「クニオさんがチャリ乗ってるところ初めてみました、ママチャリなんですね。」と言いました。

私はママチャリを母親からもらった事、カゴがついているのがちょっと便利である事を伝えました。

すると、ザワ君は「僕も5年前に結構良いチャリ買ったんですけど、家の周りが坂道だから、全然乗ってないんですよね。」と言いました。

「マジで?」と、私は思いました。

ザワ君のチャリの画像を見せてもらうといい感じにスポーティーで、これなら遠くまでのツーリングが問題なさそうな自転車でした。

私は、勇気を出してザワ君に自転車を格安で譲ってくれないかと尋ねました。

ザワ君は現役ばりばりのスケーターなので、自転車に乗る必要はほとんどないのでしょう。快くOKしてくれたのです。

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ザワ君に深く感謝し、私は近々自転車を取りに行かせてもらえるようお願いしました。

そしてまた、オレンジ色のママチャリにまたがり、家路につきました。

帰る道すがら、ママチャリに「ありがとう」と伝えました。

きっとこのママチャリはまた別の誰かの役に立つのだろう。

そう思って、私はカゴの辺りを撫でたのでした。

スーポーティー自転車が楽しみです。

それではまた。

 

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