レビュー

JBL Everest Elite700 実に高性能な耳栓としてのノイズキャンセリング

最近は自分が望んで請けた仕事に追われる日々が続いている。
春の陽気に照らされる窓の外を見ては、そちら側に行けない身の上を憐れんでいてもしょうが無いものだ。自分で選んだ道なのだから。

しかし心は少しずつささくれだちつつあり、先日ついにその臨界点を突破するに至った。
「きっとこれが手に入れば僕はもっと頑張れるはずだ」と自分を説得する事3日間。

高価なヘッドフォンを買ってしまった。

JBL Everest Elite 700

前々からノイズキャンセリングの技術については興味があった。

ノイズキャンセリングとは、外界の音をマイクで拾って、その音の位相とは逆の位相の音をぶつける事によって相殺するという技術だ。

以前買ったSONYのNW-S14はイヤフォンながらも、なかなかいい感じのノイズキャンセリング効果を持っていたのだが、今回はどうしてもオーバーイヤー(イヤパッドが耳をすっぽりと覆ってしまう)タイプのヘッドフォンが欲しかった。

限りなく無音に近い世界から放たれる音。音質と電池持ち良すぎなSONY WALKMAN「NW-S14」レビュー

実際、イヤフォンの方が小さくて軽いので取り回しがききやすいのだろうと思うのだけど、オーバーイヤーヘッドフォンを選んだ理由というのは、究極の無音世界を求めてのことだった。

無音空間を求めて

オーバーイヤータイプのノイズキャンセリングヘッドフォンのノイズキャンセリング機能をONにしつつ、耳栓を詰める。

これによってほぼ完璧に外界の音を遮断する事が出来るのではないだろうか。

その考えを実行するべく、この度JBL Everest Elite700を手に入れた。

結果はどうだったか。ほぼ完璧な静寂だ。

しかしなんという事だろう。静かすぎる余りに自分の鼓動の音が気になるレベルだ。

さすがに心臓の音を止める事はできないので、無音空間への追及は「人間生きてりゃ音も出る」という結論を得て幕を閉じた。

100%の静けさなどないと知った春となった。

音について

このヘッドフォンは高価だが、Bluetoothの一番基本的なSBCコーデックにしか対応していない。

AACやAptXには非対応という事だ。

僕は音楽視聴などのリアルタイム無線デジタル通信をあまり信用していないところがあり、いい音で聴こうと思えば有線接続で聴けばいいと思っている。

このヘッドフォンは高いだけあって音を鳴らすドライブユニットは良い物を使っているのだろうなあという気がする。
これまで聞こえなかったピアノの鍵盤の押し込まれる音等が聞こえて、よく聴けばこういう音も録音されているのだなあという変な感慨を覚えてしまった。

音の定位感もかなりシャープに感じる。
立体音響の音源を聴くと楽しい感じ。

あと、こいつには耳の形に合わせて音響をチューニングする機能が付いている。
正直良くなっているのかどうなのかは微妙なのだが、音が変わっているのは感じる事ができる。

突き詰めれば音なんてどこまでも主観的な代物なので、安物のスピーカーでもその音の事が好きならそれでOKだと僕は思う。

同じ理由でエージングにも懐疑的だ。
確かに物理的振動によってパーツが変質し、それに伴って音が変わる事に間違いはないと思うが、それが好ましいものかどうかというのは完全に人それぞれだろうと言わざるを得ないと思う。

使い勝手

基本的には操作感について不満はない。
操作に対する反応も早く、それぞれわかりやすい場所に配置してある。

ただまあ、単純にちょっと重い。
ヘッドフォンだから仕方ないのは百も承知だけど、1時間も着けていると疲れてくる。

イヤーパッドはフカフカのパンみたいな感触で、耳が痛くて困るという事はないのだけど、頭の頂点のヘッドフォンの重さが一番かかる部分が痛くなってくる。

しかしこれに関しては耳の健康を考えれば、むしろ良いのかもしれないという気もしている。

最後に、このヘッドフォンはヘッドセットの機能も兼ね備えており、スマホと接続して良い音質で通話が出来る点はかなり気に入っている。

本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。

総評☆3.8という所だろうか。

耳栓にしては高価だが、とても質の良い耳栓として十分に機能してくれている。
ついでに結構音もいいと考えれば、買ってよかったと思う。

 

押されると
よろこびます
🍀

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