レビュー

MediaMation MX4Dの映画を体験した感想

日本に16箇所しか設置されていないというMX4Dという映画視聴システムを体験してきました。
mx4d_main

MediaMation MX4D

バックポーカー(背中をつつく)
ネックティクラー(首筋に何かが触れる感じ)
セント(香り)
ウィンド(風)
ウォーターブラスト(水しぶき)
レッグティクラー(足元に何かが触れる感じ)
エアーブラスト(顔に向けての空気の噴射)
シートポッパー(椅子の突き上げ)
ランブラー(椅子の揺れ)
フォグ(スクリーン前に霧が発生)
ストロボ(スクリーン横のストロボが点灯)

以上の11種類の効果が映画の最中に繰り出されてきます。

映画が誕生してこれまでは2D(平面)であったわけですが、それが特殊な撮影法で記録された映画を、特殊なメガネをかけて見ることで3Dに見えるようになりました。

この3Dの映画に座席の揺れや、風や、匂いなどの体感を加える事で4Dとなったということでですね。

まあこの解釈でいけば、白黒映画がカラーになって1Dアップ。無声映画が音声つきになって更に1Dアップですでに結構なD数になっているんじゃないかと思う気持ちもあるのですが、MX4Dという表現になっています。

MX4Dのお値段

ぼくが行ったのは大阪難波のTOHOシネマズで、3400円でした。

通常の2倍程度の料金ですが、一度体験してみたかったという事で。

実際にMX4Dを体感して

椅子の動きなど

結構スムーズに動きますが、可動域は狭い感じです。
まあ、派手に動きすぎて観客がぶっ飛んだりすると笑えますからね・・・。

しかし、どうせやるならシートベルト着用でおもいっきり動かしてほしかった。

主人公が宇宙船に乗っている時に椅子が動くのは、確かに臨場感があってよいのですが、主人公がものを押した時などに連動して椅子がうごいたりすると「物サイドの気持ちかよ!」と思いました。

フォグとストロボ

これはちょっと無駄というか邪魔感がありましたね・・・。

光がカメラに強く当たるシーンなどでストロボが光るんですが、正直目障りなきもちの方が強かったと思います。

加えて、フォグの方はスクリーンと観客の間に、下のほうから小さな煙が3つ4つあがるのですが、これがスクリーンの下四分の一程度の部分にかかってしまうのでしばらく字幕が読みづらくなってしまうのでした。

セント(香り)について

どのくらいの種類の匂いがあるのかと思っていたのですが、僕が観た映画「オデッセイ」ではおそらく一種類で、映画を通して2回のみでした。

主人公が土の中から芋を掘るシーンがあるのですが、その時にプシュっと匂いが発生して「あ、なんか臭い、土・・・?土くさい・・・?」というような感じで。

香料の量も少なかったので、少し鼻の弱い僕は危うく嗅ぎそこねるところでした。

まああの匂いが大量に顔に吹きつけられると気分の悪くなるお客さんも出てくるでしょうからねえ。

バックポーカー(背中を叩かれる)について

ポカポカという効果音がよく似合う感じで背中をたたいてきます。

基本的には椅子の動きなどとのあわせ技で使われます。

主人公が爆発に巻き込まれてもみくちゃにされるシーンでは、椅子が傾き、揺れ、顔には風をかけられ、背中をポカポカ叩かれてるという、映画どころではない状況に持ち込まれました。

パニック感、演出されています。
逆に言えば、ちゃんと映画を見たい人にはおすすめできない機能だといえます。

ちなみに、マッド・デイモン主演の「オデッセイ」を観たときの感想ですので、他の映画で感じるものとは少々ことなるかもしれません。

オデッセイ自体は凄まじく面白い映画でした。2時間半弱の長編映画だったのですが、一瞬足りとも退屈しませんでしたよ!
ぜひ、映画館に観に行ってみてください。

MX4Dのまとめ

あたらしいものが好きな人は体感してみるのも一興かとはおもいますが、ちょっとまだ値段が高すぎるかなと思います。

僕自身は、値段と得られるものを天秤にかけたとき、またすぐにMX4Dで観たい!とは思えていません。

映画ってそれぞれですから、11種類の汎用的な機能だと完全に自然な形では表現できないのかな、とも感じました。

いずれにしても、これら映画を「体感する」という経験はこのシステムでしか出来ないという事も事実です。

しかし、これまで通り動かない椅子でじっくり鑑賞するというスタイルがなくなって全ての映画館がいずれ4Dになるという感じではなさそうですね。

もっと普及して、安くなったころにもう一度観たいものですね。

何しろエンターテイメントの地平を新たに拓く試みです。これから更に面白くなっていくことでしょうね!

おそらく数年後には一つのスクリーンをみんなで見るというスタイルではなく、ヴァーチャルリアリティ用のヘッドマウントディスプレイをつけて、MX4Dのような動く椅子に座って映画を鑑賞するようになるのではないかなと思います。

実際、3Dスクリーンの大きさが視界全部にあるかというのは、映画の没入感にかなり影響するだろうと感じます。

本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。

それではまた。

 

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