京都の撮影にやってきたついでに、大阪の難波で3Dを超えた4DMXという映画体験をしてきました。
通常の3D映像にくわえて、座席が動いたり、香りが出たり、風が吹いたり背中を叩かれたりといった臨場感を提供してくれるのが3Dの一つ上の映画体験、4DMXです。
見た映画はマット・デイモン主演の2月5日から公開された「オデッセイ」という映画です。
映画「オデッセイ」
この映画を見ようと思っていて、事前の知識が一切ほしくないという人はここで読むのをやめてくださいね。w
なるべくネタバレはしないように書きますが、完璧にはいきませんので。
この映画は火星に調査に来ていた宇宙飛行士が、トラブルに巻き込まれて他のクルーに火星に置き去りにされて、さてどうしようという映画だったのですが。
現在とさほど遠くない近未来のSFなので、使われている技術がほぼすべて現在の水準の技術で、極めてリアリティの高い映画でした。
自然の脅威に対して、科学のちからを武器に生き残りをかけて戦うマッド・デイモンの姿は見事のひとこと。その、全文明力を使って問題を解決していく姿には美しさすらかんじます。
そして、劇中にはアメリカ航空宇宙局「NASA」が出てくるのですが、この映画の中でNASAはすべての情報を包み隠さず公開する、宇宙飛行士との通信をライブ中継してしまうほどのオープンな組織なのです。
このオープンさゆえに、Nasaと宇宙飛行士はある組織の助けを受ける事になるのですが・・・。
すべてをオープンにすれば世界はもっと救われる
すべてをオープンにするというのは、すべての出来事を包み隠さず、ごまかさず、事実を述べるということで、それは誠実であるという事です。
この姿勢を世界中すべての人が持った時、争いはなくなり、助けあいの輪が広がり、世界は平和になると思うんですよね。
結局のところ、人が人と争う理由というのは、きちんとわかりあえていないからなのだと思います。
例えば一人の人間がすべてをオープンにしたとき、どうなるか考えてみましょう。
一人の人間がすべてをオープンに生きたとき
仮にその人間は私だという事にします。
私が上手くいってるとき、人々は私がどういう生き方をするのかを見る事でしょう。
例えば、誰かが困っているとき、私がもっている余裕の範囲内で手を差し伸べるかを見る事でしょう。
私自身もすべてがオープンであるならば、周りの目が痛くないような行動をとる事だとおもいます。
逆に、私が上手くいっていないとき、どうしようもないとき、きっと誰かが助けてくれるものだと思います。
普段誠実に生きて、オープンな状態であればきっと、です。
オープンな状態というのは、誠実さとセットであるものだと思うのです。
そして誠実さというのは、人のもつべき最も大事な要素の一つだと、私は思います。
人は自分の好きな人を助ける事が好きなのだと思う
誠実な人間というのはつまり、愛される条件の一つなのだと思います。
そして人は、愛すべき人を助ける事を喜んでやるのです。
たとえ自分が損をしたとしても、自分が好きな人を助けるという事を人間は喜んでやります。
そしてそれは、海を超えて、おそらく世界中の人間が持つ性質なのだと思います。
今回たくさんの外国人の家族と道中に出会いましたが、その家族模様は日本人のそれと全くかわりありませんでした。
また、人類というのはこの「好きな人を助けたい」というきもちによって発展してきた生き物だと思っています。
一番最初に採算度外視の「Give」を発揮できる事によって「Take」が生まれ、そのやりとりの上に商売がなりたち、ここまで人類の文明を発達させてきたのです。
私達はもっともっと誠実にオープンに生きるべきで、それが、ひいては世界の平和につながってゆくのだと思います。
本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。
しかし3Dの映像は素晴らしかったけど、4Dの多種多様なアプローチは正直なところしょうしょう面倒くさいなと思ったのでした。(笑)
それではまた♪
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