この土日、熊本県の上益城郡山都町島木水増というところまで行ってきました。
僕が撮影係をさせてもらっている、「YOSAKOIはーとらんど」というヨサコイのチームが、当地のイベントに呼ばれたからです。
そのイベントの様子はYosakoiはーとらんどのリンクからご覧いただけます。
僕自身、震災から4ヶ月経った現在の熊本の様子が気になっていました。
地震によって倒壊した家々はどんな風になっているか。
街の復興はすすんでいるのか。
イベントが終わった夜、地元の人々との酒宴に招いていただき、その日は公民館で寝させてもらいました。
そして翌日、熊本の震災でもっとも被害の大きかった益城に行ってきました。
その時に撮影させてもらった映像です。
あまりにも凄すぎて、セットを見ているような、現実感のない光景に思えました。
やはり、たったの4ヶ月ではまだまだ。
街は震災の爪あとを色濃くのこしていました。
益城以外のところでも、道路に穴が開いていたり、最近修復された様子の新しいアスファルトを頻繁に目にしました。
家が潰れるまではいかずとも、壁が剥がれていたり、瓦が落ちてそのあとをブルーシートで覆って応急処置としている家々は数えきれないほどありました。
それらは複数の漬物石のようなもので固定されているのですが、これから台風などで大風が吹いた時に、飛んでいってしまわないだろうかと、心配になってしまいました。
大量のガレキを運ぶトラックも複数目にしました。
家が潰れてしまい、その土地を使えるようにするには大量のガレキをまず運ぶ必要があり、その大量のガレキの廃棄場所や、運搬手段など、問題が山積みなのだろうなと感じました。
そこから新たに家を建てるのにまたたくさんのお金や時間や人手がかかることでしょう。
ぼくはもともと熊本が大好きなのですが、今回の旅でさらに熊本のことが好きになったような気がします。
熊本の人たちの暖かさがすばらしいのはもちろんなのですが、熊本は本当に豊かなところです。
地元の方に案内していただき、たちよった食堂のラーメンが400円で、とても美味しかったのには驚きました。
ちょっと離れたところにある青果市場に行ってその理由がわかったのですが、野菜をはじめとした食料品がじつにやすい。
えのきが一束9円だったことには驚きました。
食の充実は、生き物にとってもっとも重要な要素です。
熊本のどこに行っても目にする、美しく手入れされた大きな畑を見て、ここは絶対に大丈夫だと感じました。
いつだってスクラップアンドビルド、生きる限り前に進むしかないんですよね。
本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。
われわれ県外の人間も、募金をはじめとしてまだまだできることがあります。
よりいっそう、助けあっていきたいですね。
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