最近は人の血糖値を光を使って測定する装置のソフトウェアを作っているんですが、やっぱり僕はソフトウェアを作る事が大好きだなあと。
Windows向けのソフトを作るのは、見た目についての処理を書くことが多くて、そこはちょっぴりいただけないなという気持ちにもなるんですが。
たとえば、このボタンを押したら、このボタンが押せるようになる。このボタンを押して処理がされている間はこのボタンを押せないようにする。などですね〜。
ソフトウェアが実際に処理するべき本質とは少し離れているところにあるものなので、少々めんどうくさいという気持ちにもなるんですが、料理で言えば「見た目」みたいなものでですね。
いくら美味しい料理だったとしても、見た目が悪いとなかなか好印象は持たれづらいという。逆に、見た目がよければ内容がしょうしょうまずくても満足度が高かったりするんですよねえ。
ああ、話がそれてしまいました。
ぼくにとってのプログラミングとは
プログラミングって言うのは僕にとって芸術活動みたいなもので、少しでも美しいものを作りたいと思っていつも取り組んでいます。
一つ一つは小さな、たった一つしか機能を持たないパーツを組み合わせて、とても複雑な動きをなすものをつくり上げるというのは、ぼくにとってものすごく面白いことです。
無駄のない完璧な論理が理路整然と動いて、すべてのデータをしかるべき形に処理して整頓していくのを見るのはとても気持ちがよいものです。
1から自分が設計したものが少しずつ形になっていくのは最高ですね。最高に贅沢な時間だと思います。
プログラミングのつらいところ
逆に言えば1から自分が作らないものについては、かなり辛い(笑)
一番きついのは、自分とは設計の思想が違う人が作ったプログラムを引き継いで開発をする事です。さいわい、僕がそういう事をするのはかなりまれなのでありがたいです。
大企業とかだと、そういう事がしょっちゅうなんでしょうねえ。
しかし、自分が何年か前に作ったようなプログラムをメンテするなんて事も、結局のところ他人が作ったプログラムを引き継いで開発するようなものだったりします。
年単位といわずとも半年くらい前に作った自分のプログラムですら「これ本当に俺が作ったのか?」と思うほど覚えていません。
これがもう、本当にびっくりするくらい覚えていないんで笑えますね〜。
あとはウェブ系のプログラムとかですね。
ウェブ系のプログラミングは世界でもっとも進歩の速度の早い分野の一つですので、何かを作るとき、誰かの成果物の上に自分のプログラムを載せる事がほとんどです。
自分が載せているプログラムのその、誰かが作ってくれた土台の部分についてはほとんど中身が分からない事が多いのが現状です。
できるなら、すべてを把握して前にすすみたいものですけどね。なかなか時間が許してくれません。こういうのは少し、気持ちがわるいものです。
無痛で血糖値を測れるようになる未来へ
糖尿病の人や、妊婦さんなど、血糖値を日常的に測定する必要のある人にとって、痛みがなく血糖値を測定出来るようになるという事は大変意義深いものだと思います。
僕はその一端を担わせてもらっているに過ぎませんが、精一杯いいものを作りたいなあと日々ソフトウェアの開発にいそしんでおる次第です。
自分の作るプログラミングコードの美しさについて、人々に紹介したい気持ちもあるのですが、なかなかこの感動を分かち合える人がいないのもまあ、面白いところなのかなあと。
例えば人から「すごく綺麗なプログラムかけたんだよ〜〜」と持ってこられたとして、僕自身、それを読んで理解しようとするのは面倒くさいなあと感じるからです(笑)
ちゃんと動いて、なおかつあとから見る必要のないものを作りたいものですねえ。
本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。
それではまた♪
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