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最近、相場について情報を集めているのですが、相場で勝っている人は口々に「リスクマネジメント」が重要だといいます。
リスクマネジメント
リスクマネジメントという事を私なりの理解の言葉でいうと、どのくらいの損失までは許容できるのかをあらかじめ設定し、その範囲を超えないようにするということだと思う。
そして相場の世界には機械的にリスクマネジメントをする仕組みがありまして、これをストップリミットといいます。
たとえば今何かの通貨1つが100円だとします。この通貨の価格が1つ90円になったら自動的に売り払うという仕組みです。
この仕組みを使う事によって、この通貨を100円で購入した人は最悪でも10%の損をするだけですむという事で、リスクのコントロールが出来るわけです。
この「最悪の事態を想定しておく」というのは投資をする人にとっては相場から退場(破産)させられないために最も重要なことの一つです。
私たちはみんな投資家であり投機家
先日読んだのですが、優れた投機家の人でも大体勝率は50%に収束するらしいですね。
だからこそ、負けは小さくする事が重要で、負けさえしなければ勝手に勝つという意識で取引する事が重要らしいのです。
そしてこの考え方は何も、相場や投機の世界に限ったものではないとも思います。
私たちじつは、全員が相場の世界に生きる投資家であり投機家で、自分は投機も投資もしていないと思っている人は単に気づいていなかったり、自覚がないだけです。
例えばスーパーで買い物をするにしても、同じ品物でもスーパーAとスーパーBの価格が違います、これはそこに相場があるという事です。インターネットの価格比較サイトなんかではもっと顕著に相場の世界に生きている事を実感させられる事もあるかと思います。
また私たちは投資家であると同時に商品でもあります。
私たちがどこかへ転職をしようと思えば、これまで培ってきた能力にたいして、転職市場という相場のなかで値札が付けられるのです。
マイホームとリスクマネジメント
最近は私も34歳になったことですし、家を買ったという知り合いも身近にちらほら出てくるなかで、なんとなくマイホームについて考えたりする事も増えてきました。
まあ私には子供がいないから、今のところまったく家を買う理由なんてないのですが、両親も祖父母も家を買ったわけで、私もいずれは家を買ったりするのだろうか…なんて考えていたのですが、調べれば調べるほど、自分は家を買わないだろうな、と思うことしきりです。
マイホームを買うのにかかるお金
まずは頭金500万円くらいでしょうか?そのお金を使って3000万円?6倍くらいのお金を35年の返済契約で借りるのです。
5年先もどうなってるのか分からないのに35年のローンを組むのは、今の私にはちょっと考えられないなと思いました。ちょっとあまりにも大勝負すぎるなと。
不動産は売ろうと思ってもすぐに売れるものではないし、したがってストップロスもかけられないのでリスクのコントロールがほとんど出来ない。
もしも私が500万円の証拠金で3000万円を借りてストップロスの仕組みを使う事なしに仮想通貨相場に突っ込むとしたら、多分妻には離婚されてしまう事でしょう(笑)まあそもそもそんな金ないですが!(泣)
これから先どんどん日本人人口は減り続け、特に田舎は空き家が増えていく事が予想される中で、借金をしてまで新築を建てるのは、個人的にはかなりリスキーだなあと思ってしまいます。
いや新築の自宅ってちょっとうらやましいし、住みたいですけどね。
でもまあ、新築の家も10年なんてあっという間に経っちゃいますしね…。
ちなみに、土地1800万円、建物価格1700万円ほどの家は、金利(35年固定3%)、税金、登記料、保険料などを合わせると総額6000万円くらいになる。加えて維持修繕費などもかかりますよね〜。
ってこの本に書いてありました↓
日本人と持ち家
興味深かったのは日本人が自分の家を持つ慣習を持ち始めたのは戦後以降らしいですね。江戸時代はそもそも個人が土地を所有できなかった。明治6年の地租改正以降に民間も土地を持てるようになりましたが、当時は土地がべらぼうに高い上に私有地を持つという感覚が庶民の中になかったらしい。
しかし時代が下り、高度経済成長期。
鉄道や道路などのインフラが整備されるにしたがって、その付近の地価が上がりまくり、その流れの中で庶民が資産を持つ手段として土地や家を買い始めたということです。
みんなが土地を欲しがり、土地に対する買いに次ぐ買いが相次いだ結果、実態価値よりはるかに高値が付いてしまった土地の価格。
しかし誰かがある時思ったのでしょう。
「今の土地の価格はあまりに高すぎる。いま、売ってしまわないと。」
はじめは少数の人が少数の土地を売ったのでしょうが、土地が売られたことで土地相場がわずかに下がり、それに気づいて危険を感じた人が次々に土地を手放しました。これが市場全体で連鎖しその結果、土地の価格は暴落。
売りそこねた「借金をしてでも土地さえ持っておけばかならず値が上がるんだから大丈夫」と思っていた人々が多数破産してしまったことで日本経済は一気に冷え込みました。こうしてバブルは崩壊。
それまで右肩上がりで価値を上げ続けた資産の王様であった土地は、その他の資産にその座をあけ渡すことになりました。
もっと正確なところはこちらに書いてあります。
バブル崩壊の引き金を引いたのは大蔵省と日銀|気になることを調べてみましょう : https://ameblo.jp/orange54321/entry-11965452189.html
まあ私たちが常識だと思っている事は、1〜2世代上の人たちが作ったものだったっていうケース、世の中に意外と多い印象です。
そしてそれらの常識はこれからの時代、かつてないスピードで変化していくだろうなあと予想します。
ITが時代の流れをとても速いものにしてしまいました。
そんで私のマイホームプラン
いずれにしても、3000万円、35年ローン、ちょっと自分には払えないなと…まあ自分の金銭感覚が世間と大きくズレてるんだろうなあというのは感じます。みんなお金持ちだわ。
という事で私は、おそらくずっと賃貸の家に住んで、老後に激安になった土地と家を買って改修して住もうかな、などと今は考えております。
それまでに余ったお金は投資に回してその時に備えよう。
トップ画像はこういう場所のこういう家に住みてえ!っていうイメージの一つですが、実際に住んだらすごく大変そうですね。笑
使ってもなくならないコストコのトイレットペーパー
余談ですが、先日コストコという、福岡にある業者向け会員制量販店ではじめてトイレットペーパーを買ったのですが、その持ちの良さに戦慄しております。
シングル巻な上にガチガチに巻いてあるので、巻取りにくいのがたまにキズではありますが、二人暮らしの我が家では1ロールで1ヶ月ちょっともったと思います。驚異的すぎた。
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