これまで夜の撮影にあんまり興味がありませんでした。
星空を撮ると一口で言っても、相当ノウハウも多いようだし、ちゃんと撮る人は星を追っかけるマシーンの上にカメラを載せて撮影したりする事もあるんです。
それに、僕が撮らなくても美しい星空の写真は検索すればいくらでもあるので。
とその日まで思っていたのですが、懇意にさせてもらっているモデルさんから夜撮影のお誘いがありまして。
なるほど、人物と星空を一緒に撮るのは珍しいし、面白そう。
これは挑戦しがいのある事だと思い、ホイホイ行ってきました。
4人で烏帽子岳に登りました
烏帽子岳は佐世保市を代表する山の一つで標高は568M。
ほぼ新月の日を選んだので、ここまで登ればとりあえず星が見えるのではと思ったら、街の灯りが結構すごい。
なんだか赤いガスみたいな物が街上空に立ち込めて居て、星は地表から離れたところにしか見えませんでした。
しかしせっかく来たのだから手ぶらで帰るわけにも行かないので、いろいろと試行錯誤して頑張りました。
まずは合成の道を考えました。
長時間露光で撮影した星空と、ストロボで撮った人の写真を合成して、一枚の写真にする事にしようと思いました。
三脚でしっかり固定して2枚の写真を撮影
合成するとした時の理屈はわかるんですが、やってみるまで結構難しいんですよね。細かい調整とか必要ですし。
出来上がったのがこちら。
次に合成なしで撮影する手段を。
ちょっと場所を変えると面白い場所が見つかりました。原っぱに岩が埋まっていて、街灯の光が岩を照らしていい感じに影が伸びていました。
これ使ったら面白そうという事で、セッティングを開始。
ISO1600、シャッタースピード8秒、絞りF4.0で撮影中、2秒ほどライトで被写体を照らすといい感じになりました。
途中、平日で時間は0時近くだというのに結構車が通ったりしていて、夜の烏帽子岳の謎の人気ぶりを感じました。
その度に写真は撮り直しになるわけですが。
秋とは言え、山頂はかなり冷えました。モデルの坂本さんはノースリーブの衣装でとても寒そうにも関わらず、何テイクも付き合ってくださいました。
スカートのひらひらを直したり、ピントチェック用にペンライトで被写体を照らしたりと大活躍の、本日アシスタントをしてくれた直さん。
いち早く様々の撮影感度とシャッター速度で撮影サンプルを作成してくれて明るさの計算を助けてくださったカメラマンぱなぺーさん。
みんなの協力あって、なんとか納得の行く一枚を残す事が出来ました。
坂本さんのツイッターはこちら坂本静香(@lynn_shizuka)さん | Twitter
様々面白い写真を日々発信されておられます。
ほんと、厳しい戦いでしたが皆さんのおかげでなんとか戦果を得る事が出来ました。
という事で夜撮影を本気で初めてやってきた話でした。
今回はだいぶ綺麗目に撮れたので、次はもうちょっとセンセーショナルな構図で撮影したいと思います。
先日星空撮影をしてきましたのでこちらも関連で追加します〜。
http://giraffeong.com/?p=2084
更新情報をお届けします
この記事へのコメントはありません。