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漫画ハルロックを読んだ感想 電子工作の楽しさと可能性を描いた漫画

日本財団って所が選んだ学習まんが100選というのが最近話題になりましたよね。
これも学習マンガだ!~世界発見プロジェクト~

その中に選ばれた漫画の1つがこの「ハルロック」だったので、読んでみました。
タイトルの「ロック」とヘッドフォンの描写でバンド系漫画かと思いきや違います。

ハルロック(1) (モーニング KC)
西餅
講談社 (2014-07-23)
売り上げランキング: 7,243

電子機器について興味のある人におすすめ

やはり、「学習まんが」に選ばれただけあり、内容は非常に良かったです。

僕は電子回路の設計をたまにやる事がありまして。
素人目線で電子回路を見れない僕にとって、皆さんどのくらい電子機器に身近さを感じているのかなと思います。

例えば、スマートフォンなんて最先端の電子回路を搭載した電子機器なんですが。
カメラ、マイク、スピーカー、ディスプレイ、ネットワーク、GPS通信デバイス、傾き計(ジャイロ)、加速度計、これらを担う素子達を組み合わせてスマートフォンというプロダクトが完成する訳です。
その多機能性は普通のパソコンをはるかに凌いで居ます。まさにスマートの名を冠するに相応しい電子機器です。

このもの凄い機械をほぼ全員が所有しているという事実。
自分がいつも肌見離さず持っている機械でどれほどの事が可能なのかを、皆もっと知ると楽しいなって思います。
この力をもっと有効に使えれば、世界なんて簡単に変わると思うんです。

作中のぼっち検索マシーンの発想の面白さ

さて、電子回路と言えば電子炊飯ジャーとか、マイコン洗濯機とか、一昔前だとそれ単体で動く機械(スタンドアローン)がほとんどだった訳です。
しかしインターネットの発達したこれからの時代、電子機器もネットに接続されていきます。

そういう発想で作られた作中の「ぼっち検索マシーン」はとても発想がいいなと思いました。

作中で主人公の「ハル」は飲み会でいつもひとりぼっちになってしまい、ツイッターで「ぼっちなう」と呟くしか出来ない友達を勇気付けよう(?)とします。
そこで、世界中の「ぼっち(多言語)」の単語に反応して、そのツイートの位置情報を処理して自作の地図上で、つぶやきの発信された場所がLEDで光ってお知らせする装置を作りました。

sharetemp(2)

これの面白い所は、こういう風に既存のインターネットサービスを活用して、自作の電子工作に落とし込める時代が来たという部分です。

描かれたのはツイッターの情報を受診する電子機械でしたが、逆に送信のアプローチが出来る機械も出来てしまうわけです。
ボタンを連打すると、その回数分「ぼっちなう」をツイッターに投稿するシステムとかが作れてしまうんですよね。
この例えは自分でも驚く程下らないんですが、そういう事です。

例えば、これを見て1つ面白い事を思いついたのですが、インスタグラムってあるじゃないですか。
携帯で撮った写真を綺麗に加工してウェブ上に投稿するサービスなんですが。

これをもっと簡便にしてしまって、携帯で撮影した写真は加工なしに即アップ、その時に位置情報も同時に付随させる事で、世界地図上を現地の人間の写真で埋め尽くすようなサービス、あると良いなと思うんです。

インスタグラムだと写真をトリミングしたり、彩色したりなんかが基本の文化として出来上がっているので、もっとスピード感のある投稿システムだと面白いなと思います。
ウェアラブルカメラを身につけた状態で移動して、1km進むごとに一枚の写真を自動的にネットにアップするとかですね。

ちなみにインスタグラムでそういう試みもあっているようですが、なんか今の所全然元気ないですね。

範囲を選択_018

と思ったらインスタグラムアカウントにログインしてないだけだった。てへぺろ。ぼちぼちありました。

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まあこういう風にクローズドなサービスでなくて、僕が思うのは誰もが一枚の世界地図上に存在する無数の写真を見ることが出来るという所がミソです。

ウェブサイト→ブログ→マイクロブログ(呟き)という系譜をたどったインターネット文化でありますから、こういう進化の方向性もおおいにあり得ると思うんです。
ま、こういう発想でいつも問題になるのは「プライバシー」なんですけどね。

そんなこんなで電子回路リケジョ(死語?)を見たい人にはおすすめの漫画でした。

これからの時代、電子回路需要はうなぎのぼりですよ〜。
sharetemp

 

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