日記

まっすぐのまなざし

人間、やはり誰かに対して後ろめたい事をしてしまう事があると思います。

この「後ろめたい」という気持ちをもった時の居心地のわるさといったら、僕が最も敬遠したいものの一つです。

人は、誰とでも同じ態度で接するべきか

僕は以前まで、人間は、誰にでもおなじ態度で接する事がのぞましいと思っていました。

いや、今でもそれが理想ではあると思っています。

しかし、実際のところは理屈ではなく感情的に、そこには、やはり差が出てしまうものなんですよね。

それで、今では「皆に平等に接する」という気持ちをベースにしたそのうえで、接し方の差が出てしまうことを楽しむべきだろうという気持ちでいます。

共産主義国家であるソ連が崩壊したように、良い物も悪いものも平等に扱うことは、悪平等になるのでしょう。

そして、悪貨は良貨を駆逐する、にいたるかも知れません。

僕は、人が誰かに接するその時、本質的には、その人とのふれあいによって生まれる、新しい自分自身との出会いを楽しんでいるのではないかと思うのです。

いろんな人と接するということは、自分自身をより強固に、明確にする作業なのだろうと感じています。

後ろめたさを感じる相手

さて冒頭で書いた通り、誰かに対して後ろめたさを感じたことが皆さんはあるでしょうか。

恥ずかしながら、僕はかつて、いつも後ろめたさを拭いきれない、みじめな人間だったように思います。

後ろめたさを感じなくていいような、限られた交友関係の中から外に出たがらない人間でした。

後ろめたさの原因は色々あるのでしょうが、やっぱり自分に自信がなかったのでしょうね。

自分のやっている事に確信を持てていなかったのです。

いや、上で「僕はかつて」と書きましたが、今だって後ろめたさを感じずにいられるよう、気をつけているのです。

しかし、かなしいかな「水清ければ魚棲まず」の言葉どおり、人は清濁をあわせもって生きるものだとも思います。

つねに100%の公明正大であることは不可能で、それはかならずバランスの崩壊をまねきます。

結局、その中で僕たちに出来ることは、大切な人の目を、まっすぐに見つめることの出来るような生き方をするほかないのだと、今はそう思っています。

本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。

こんな状態でも、向かい風の時は目に雪が入ってきて痛い。

些細なことの様に思えますが、まずは隣にいる大切な人の目を、まっすぐに見つめられる自分でいたいものだと思うのです。

 

この記事が気に入ったらいいね!しよう
🍀

更新情報をお届けします

関連記事

  1. 日記

    生きることは苦しみであるという真理。べつに悲しくなんてないんだからね!

    初期仏教が面白くて引き続き色々と調べているんですが、お釈迦さますごい……

  2. 日記

    Mac使いでブログを書くなら絶対損しないからMarsEditを買ったほうがいいよ

    正直、最近はブログを書くのがとても面倒に感じるようになってしまった。…

  3. 日記

    焦らず一歩一歩を踏みしめながら大切な物を拾ってゆく2016年にしたい。

    昨日の夜は佐賀から友達が遊びに来てくれたので、一晩中酒を飲み交わしまし…

  4. イベント

    「デカフェで」というオシャレ気取り。カフェインのデメリットと離脱症状に襲われて

    突然だけれど、私には頻尿の気がある。頻尿の気があるというよりも…

  5. コミック

    新しい世界の未来予想。まもなくバーチャル・リアリティの時代が来ます。

    先日、テレビでバーチャル・リアリティ(以下VR)についての特集を見まし…

  6. 日記

    中学生の頃に友達に催眠術をかけた話

    前回のエントリーで世界の果てまでイッテQ!の事にちょっと触れました。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

スポンサーリンク

  1. レビュー

    映画「この世界の片隅に」を見てきたよ!
  2. コンピューター

    歳をとってからの方が挑戦しやすいと思う理由。まだ間に合う、ちょっと未来の話。
  3. こころ

    友達と遊ぶことのハードルが年々あがる件
  4. 日記

    全体は細部を、細部は全体をあらわす。美しさと強さについて。
  5. 人間関係

    自分のために生きるという事
PAGE TOP