エッセイ

小さな頃から世話になっているスゴイおじちゃんの夢

そのおじちゃんは僕と直接血がつながっているのではないが、僕が物心つくころには、既におじちゃんはいたのだった。

もともとは僕の父の飲み友達だったという。

僕が小さい頃は、おじちゃんの子供も混ざって、家族ぐるみでよく遊んだものだった。

月日は流れ最近は、僕がコンピューターに多少詳しくなったことで、おじちゃんがパソコンを買うときのアドバイスや、パソコンにトラブルがあった時のヘルプをさせてもらっている。

かつては、人にパソコンの事を聞かれて、それを修理してというのが嫌だったが、最近はボランティアも悪くない、と思えるようになってきた。

そんなおじちゃんは僕がいくと必ずご飯を食べさせてくれる。

おじちゃんが、というよりもおじちゃんの奥さんが作ってくれるわけだが、これが実に美味いので、呼び出されるとホイホイ行ってしまうという次第だ。

この間いつもの様に、パソコンがおかしくなったという事で呼び出しがかかり、おじちゃんのお宅におじゃました。

おじちゃんは一級建築士の資格を持っていて、60歳を超えた今でもばりばり現場に出て働いている。

「毎日だんじゃなか。たまらん、きつかー。」

そう言いながらもおじちゃんは働く事が大好きな様子だ。

佐世保の街のどこどこが何千万円で開発されて、どこどこの場所の設計をしているという事を酒を飲みながらよく喋る。

僕はそういう話が嫌いではないので、作ってもらったご飯を食べながらうなづく。

おじちゃんの夢

そんなおじちゃんが次にやりたい事があると語った。

信じられないような話だが、現代においても、貧しい家庭の子どもたちが満足にご飯を食べられないという現実があるらしい。

そんな子どもたちがいつでもやってきて、ご飯を食べられるような施設を、私財をはたいてでも作りたいという。

その施設では老人達の遊び場としての機能もあって、暇な老人と、子どもたちとのふれあいの場所になればいいと。

僕は、もしそういうものが実現するのであれば、精一杯お手伝いしたいと思うと伝えた。

依存先を増やすという事

きっと上に書いたような、食べる事に困っている子供達の身の回りには、頼れる大人がたった一人しか居ないのだろう。

祖父母や親戚などに頼る事ができないのだろう。

ただ毎日、今日のご飯が食べられるかどうかという不安と日々戦っている子供が現代の日本に存在しているとしたら、これはどんなに悲しい事かと思う。

皆が食うや食わずやの世の中ならいざしらず、この飽食の時代にそういう境遇にあるというのはどんなに辛い事だろうか。

だからといって、彼らは自分で誰か頼る相手を、他に探す事もできない。

これを書いていて、先日、ツイッターで流れていた文章を思い出した。

自立とは、依存先を増やすこと。
少しずつ多様に色々なところを頼れるから自立しているように見えるのであって、依存先が少ない(頼る先に多くの役割を求めすぎてる)から破綻する。

という。

依存する所が少ないゆえに、子どもたちが飢えに苦しんでいるのなら、僕は、きっとその子たちの依存先のひとつになりたいと思う。

その為に何が必要なのか。もっともっと、ちゃんと勉強する事がたくさんあるのだと、なんだか心に熱いものを感じたのです。

本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。
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まだまだ、この国と世界の未来のために学ぶべき事、やれる事がたくさんあるはず。

 

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