エッセイ

この世はやるかやられるか…?僕がこの手にかけた命の話

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先日車でご機嫌なロードを快適なスピードで走行していた時の話です。

なんだか首元がかゆいなと思い、かきました。

ふうスッキリと、手をハンドルにもどすと、なんか小指から虫の羽っぽいのが生えてる。

えっ?と思いよく見てみると・・・


ギョワー!!!!

なんかハチっぽいの手に乗ってるー!!
 
 
 

あまりの突然の出来事に僕は思わずブレーキを踏んでしまいました。

幸い後ろの車は反応して速度を合わせてくれましたが・・・。

その時はそんな事を気にしている余裕はなく、とにかく指についてるハチらしき物をなんとか、精一杯の肺活量をもってして吹き飛ばす事にのみ全神経を集中させました。
 
 


フーッフーッ!!

こいつ・・・!なかなかとばない!掴むちから強い!(泣)

 
 

ほぼパニック状態で吹きまくった結果、なんとかダッシュボードにハチを吹き飛ばす事に成功しました。

ハチも突然の事に何が起こったかわかっていないようで、その場でぐるぐると回転しております。

この隙に僕は車を道の端に寄せて、ハチとの講和を図る事にしました。

カバンの中のノートをとりだし、おもむろにそれを開くと、ハチの前にさし出しました。

ハチがこのノートに乗ってくるならば、そのまま窓の外へお帰り願おうという魂胆です。

「ハチと言えども生き物。気持ちはきっと通じ合う。」

そう心に強く願い、全身から出ろピースなヴァイブス!とばかりに、ハチに対して僕は平和を強く思いました。

しかし交渉は決裂。

ハチはなんと僕の顔に向かって飛びかかってきたではありませんか。

「ヒャァアウ!」という自分でも悲しいくらい情けない叫び声を上げて顔を伏せ、後部座席に姿を消したハチを探しました。

しかしハチはもう姿を見せません。内心穏やかでありませんでしたが、出来る限りの平静を装い、窓を全開にして思いました。

「もうあいつは僕の前に姿を現す事はない。きっともう家に帰っているし、帰るはずだ」と。

そして僕は改めて車を走らせはじめました。

しかし数分後・・・。


あれなんか腕から(虫の)羽生えてるー!!!

 
 

ぼくはまた半狂乱状態で近くのコンビニの駐車場に車を停めました。

あ”あ”あ”あ”ー!!(白目)

窓の外に腕をだして、七部袖のシャツの袖を、反対側の手でペシペシペシペシと叩きました。

「ふう、ようやく脅威が去ったか・・・。」と思ったのもつかの間、ヤツは健在の上に僕のシャツの中に侵入しようとしていたのです。

ぼくは、それ以上はイケナイ!と。

袖の部分を指で折りたたみ敵の侵入を拒みました。

シャツの布の折り目でハチの顔をがっちりホールドしました。

その時に見えるヤツの尻のなんとも恐ろしい事。

黒をベースに蛍光黄色のシマシマがいかにも「俺毒もってます」といわんばかりに毒々しい。

僕は腕を完全に窓の外に出した状態で、器用に折り目を少しずつずらしながら、ハチを開放しました。

すると信じられない事が起こったのです。

ハチはまたも車内に飛び戻ってきました。

その瞬間、僕の中の鬼が叫びました。

 
「戦争じゃー!!」
 
 

ぼくはもう、ここでこのハチと命のやりとりをするのだと、覚悟を決めました。

火蓋は切って落とされたのです。

僕は素早く助手席に置いていたノートを手にとり、ハンドルに取り付いたハチを数回、バシバシバシと叩きました。

有効打かと思われたのですが、ハチ、意外と元気!

助手席と運転席のスキマに落ちていったハチは、地の底から這い出るモンスターさながらに助手席側にすばやく登ってくるのが確認できました。

ハチの手が助手席の座面にかかった瞬間、僕は助手席に常備している座布団でハチを抑えこみました。

そのままボッシボッシと拳で数回殴ってみてから、座布団をチラリとめくってみると、ハチ、まだまだ元気!

南無三!僕はペッドボトルの底の硬い所でハチを押しつぶしました。

そしてついに・・・

 
 

ハチは死んだのです・・・。

 
 

僕はハチを、自分が生き残るために殺しました。

結局、僕を刺すことはなかったハチを、この手にかけてしまいました。

僕は普段、「虫といえども、むやみに殺す事はよくない事だ」などと言いながら、もしその火の粉が降りかかってきた時には、迷わず払うような人間なのです。

虫とか出来れば殺したくないし、他者の命を閉じる時は覚悟をもって成すべきだと思う

本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。

僕は、そういう人間だったのです。

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それではまた・・・。

 

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