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エッセイ

人は褒めて伸ばすべきか、叱って正すべきか。それを知るための一つの事実

わたしには子供がいませんが、いつか子供が出来たとき、ほめて育てるべきか、叱って育てるべきか、悩みますよね。

まあほめたり叱ったりしながら育てる事になると思うのですが、これについて興味深い実験内容を見つけたのでみなさんにお伝えしたいと思います。

おもちゃを使った実験

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7歳から9歳の23人の男の子を一人ずつ部屋に連れて来ました。部屋には5つのおもちゃが置いてあります。

その中にひときわ魅力的な超高級電動ロボットのおもちゃが置いてあるのですが、実験者は「このおもちゃに触ると、ひどく怒るからね」と子どもたちを脅しました。

そして数分間部屋からでて、マジックミラーごしに子どもたちを観察して、どういう行動をとるかを見ていたところ、たった二人をのぞいて、そのおもちゃで遊ぶ子はいませんでした。

6週間後

それから6週間後、元の実験者と無関係を装った女性が、子どもたちに絵を描くテストを受けさせるために、同じ5つのおもちゃがおいてある部屋に子供たちを一人ずつ連れて来ました。

そしてテストが終わって採点中、どのおもちゃでも遊んでいいよと話したところ、全体の77%の子どもたちが以前に触る事を禁じられたロボットで遊びはじめたということです。

つまり、あの怖いおっさんが居ないから今日はこのロボットで存分に遊ばしてもらうぜという事でしょう。

なるほど、わかりやすいですが、話はこれで終わりません。

別の子どもたちでおもちゃを使った実験

また同じ年代の男の子22人を集めて、一人ずつ部屋に連れて来ました。

部屋には5つのおもちゃがおいてあります。ここまではほとんど同じです。

しかし違ったのは今回、実験者は子どもたちを脅す事はしませんでした。

ただ、超高級電動ロボットを見せて「このロボットで遊ぶのはいけないことなんだよ」とだけ告げて部屋を出て様子をみました。

脅しなし、理由を説明するだけでやんちゃな子どもたちがどの程度言うことをきくのか。

結果はおどろくべきもので、22人の子供の内、ロボットに触れたのは一人だけでした。

そしてまた6週間後

同じように女性によって子どもたちは同じ部屋に連れてこられました。

子どもたちは5つのおもちゃのどれででも遊んでいいと言われたにも関わらず、超高級電動ロボットで遊んだのは33%に過ぎませんでした。

自分で決めた事かどうかが重要

第一のグループの子どもたちは脅しという外圧によって操作されました。
結果、子どもたちは「怖いおっさんがいる間にロボットで遊ぶのはヤバい」と思いました。

第二のグループの子どもたちは、その行動を彼らの内面に託されました。
子どもたちは、そのロボットに触らないでいるという選択を、個人的な責任として引き受けました。

ロボットで遊ばなかったのは、「自分がそうしたくなかったから」だと考えたのです。

ロボットに触れたからといってお仕置きがあるわけではなかったので、自分の行動を、そうとしか説明できませんでした。

かくして、子どもたちは実験者の目のないところでも、自発的にロボットに触れないという行動を選んだということのようです。

子供をいい子に育てたければ、脅してはならない。

この結果を受けてわかることは、ほんの僅かの時間、彼らに言うことを聞かせたければ脅すのも有効ということでしょうか。

しかし大抵の場合、その場限りの行動というのはかえって事を悪化させてしまうものです。

自分の子供であるならなおさら、その場しのぎの対応をするべきではないと思います。

例えば嘘をついたらお仕置き、勉強をしなければお仕置きという教育を施された子供は、親の前ではいい子を振る舞うかも知れませんが、その内実は・・・という事になると。

彼ら自身が自分で「そうありたい」「そうしたいからしたんだ」という気持ちを起こさせるよう、大人は考えないといけないという事ですね。

なかなか難しいことですが、大人の知恵のみせどころということですね。

「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない」ということですねぇ。

じゃあ褒めるのはどうなの?

これはまた別の視点で語ってあるのですが、「褒めてはいけない」という見識もあるようです。

これについては余白が足りませんので、また別の機会ということで!

本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。

それではまた♪

 

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