エッセイ

アニメみたいな写真が撮れないのはなぜか

最近、「コンテンツの秘密」という本を読みました。

「コンテンツの秘密」 – 川上 量生氏著

どういう内容かというと、ニコニコ動画の川上 量生という人が、ジブリの鈴木敏夫プロデューサーのカバン持ちをしながらコンテンツとは何かという事について考えた事を綴ってある本なのですが。

そこに長年疑問に思ってきたものが、簡単に言葉にして表現してありました。

「なぜ、写真ではアニメみたいな構図の写真が撮れないのか」

その答え、「アニメは嘘をついているから。」

アニメでは強調する部分は望遠で、背景にしたいところは広角のレンズで撮影してあるように描かれており、そのような嘘を不自然に見えない様に描くというのが、絵かきの腕なのだと。

人間の脳はそもそもそういうふうに見えている。

なぜそんな事が可能なのかというと、人間はそもそも、興味のあるところはズームで精細に、それ意外はボケて小さく見えているらしいのです。

それどころか、人間の脳というのは複雑な図柄なんて見えておらず、それぞれを簡単なパターンに当てはめて認識しているに過ぎないらしい。

その事を知っていたのが、かの有名な葛飾北斎です。彼の書いた絵の指南書はこんな感じなのです。

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決して本物とそっくりではないのに、なぜか気持ちがいい絵。

それは脳が心地いいと感じているからなんですね。

あえて絵の情報量を図形の範囲内に収めることで脳にとって心地のいい絵が描けるという事を大昔の天才は既に気づいていたのです。

クリエイターは、脳に気持ちがいいものを考えよう

つまり、コンテンツというものにとって、本物に似ているかどうかなんていう事を考えることについてあまり意味がないのかなと。

これは僕が写真を撮り始めた事で感じていた一つの疑問の答えでですね。

というのも、僕は写真の色味などについて現実と同じようにしなければならないのではないかという事をなぜか、結構思っていた次期があって、結局自分の好きにやるべきだと感じた事でずっと好きにやってきてたんですが、ちょっとだけ引っかかっていたんですよね。そこのところ。

でも今後はなんの遠慮もなく、僕は自分の心で見た世界を写真の上に表現できるんだな、そうするべきなんだなと感じました。

まあ問題は僕の脳がきもちいいと思ったものが、果たしてみなさんの脳にとっても気持ちのよいものかどうかということなんですが。w

本日もG線上のきりんにおこしいただきありがとうございます。

それではまた♪

 

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