エッセイ

私が体験した奇跡の話 – 奇跡の連続で自分はここに立つ事ができている。

ここに書いてあるのが全てではないんですが、ここ2年くらいで私自身が体験した大きな奇跡の事をお話したいと思います。

私が一年暮らした場所

当時、私は一人暮らしの家を引き払って、実家に戻って来ていました。
このままここに居てもしょうがないなと、どうしても家を出たかった私は、お金のかからない住処を探す事に決めました。

すると、ビルの3Fの倉庫を格安で貸してもらえる事になり、そこに移り住むことにしました。
(その後色々な事情で家賃は上がるんですが)

そこは倉庫だったので、当然、風呂もキッチンもなく、風呂を確保する為に近所のフィットネスジムに通うことにして、毎晩のご飯は外食で済ましていました。

せっかく繁華街のど真ん中に暮らす事になるのだからと思い、建築に携わる友達(H君)にお願いして、格安で壁を作ってもらい、ベッドルームとスタジオ空間を分ける事で、写真スタジオの経営をはじめてみました。

写真スタジオ経営をするというアイデアをくれた、また別の友達(Y君)は、背景やライトを買う為に出資までしてくれて、なんとかスタジオらしくなったのでした。
この時出してもらったお金は、のちに返済できました。

すごく暑かった倉庫生活

そこでの夏は、今思い出しても本当に辛くて。
元々倉庫だった場所なので、当然エアコンなどなく。

壁を建てた事で、通気性が損なわれ、梅雨が近づくと蒸し暑さで寝苦しく、寝不足も相まって頭が少しおかしくなるレベルでした。

それで、どのみちエアコンなかったら営業出来ないよねという事で、エアコンを導入しました。

この事は、それまでの生活で在って当然だったエアコン、その有り難みを強く感じる出来事になりました。
エアコンって買うと高いんだなあと思いました。

それで何とか夜は眠る事が出来るようになりましたが、会社員も同時にやっていた私は、朝はやく起きて会社に通い、帰ってきてからは外食、お風呂に入る為にジムに通う毎日。
夜は遅くまでスタジオの仕事をしていましたので、徐々にその生活に疲弊していくのでした。

「いい加減、家借りないとヤバイな」

と思って、家を探し始めたのはこの時期でした。

そんな時に奇跡が起こった

「僕の建てる新しいアパートに住まない?」

突然、会社の先輩が私に言いました。

私の勤める会社の先輩はアパートやマンションを経営されていて、今度新しいアパートを建てるという話をされていました。

その話を聞いてはいましたが、新しいアパートなんて、私にとっては雲の上の出来事であって、「先輩はすごいなあ」くらいにしか受け止めていませんでした。

まさか私が住もうなんて事は、全く思っていませんでした。
だって新しいアパートなんて、借りるとしたらいくらかかるんだろう。

「君が今、探している家の予算内で貸してあげるよ」

かくして私は、最新設備の整ったアパートの一室を格安で貸していただく事になったのです。

スタジオの経営を頑張ろうと思った

新しく与えてもらった家はとても静かで快適でした。

英気を養う事が出来た私は、スタジオの運営も頑張らないとね。と思い、新しいカメラを購入する事を計画していました。

今まで使っていたカメラはエントリークラスか、多少マシか、くらいのカメラで、とてもこれから先もメインで使って行ける代物ではありませんでした。

それで色々悩んでいたのですが、やっぱり人を撮ったりするならCANONだよね。と思い、CANONのカメラを買う事を決めました。

しかし引っ越し直後で懐事情の厳しかった私。

買うか買うまいか、思案の日々が続きました。

そして奇跡がまた起こる

彼女のお父さんが経営されているお店が、場所を変えて新店オープンという事で、お祝いも兼ねてご飯を食べに行った時の事。

目の前にCANONの、まさに私が買おうか迷っていたカメラが置いてありました。

「ナニコレ!」と私は思いました。

彼女のお父さんと話をすると、お父さんは昔、雑誌の写真等も担当していたプロカメラマンでした。

「ナニソレ!」と私は思いました。

そして数日後、家を訪れてくれた彼女のお父さんは

「最近は店の方が忙しくて写真を撮る暇がない。道具は使ってこそだ。」

と言って、私にカメラと機材一式を貸してくださいました。なんというかっこ良さ。

その日から私は彼女のお父さんの事を師匠と呼び慕うようになりました。

今も、師匠の機材と師匠の教えによって写真スキルを向上させていただいております。

奇跡って起こるし、神様は居ると思った。

それまで私は神様という存在について、深くかんがえた事がありませんでした。

でも今は、私の脳中にはいつも神様がいて、見守ってくれているような気がしています。

そして同時に「調子には乗るなよ」と言われている気がしています。

調子に乗らない事

結局の所、私はとてもラッキーで、本当に、ギリギリの所でいつも人に助けてもらう事で、今この場所に立っているのでした。

20代の頃は、この世は個人の実力が全てで、狼は生き、豚は死ぬんだろうと思っていました。

そういう考えで生きていたので、非常に殺伐とした青春時代であったような気がします。

それが最近になってからは、個人の実力なんて、ほとんど意味がないという思いが強くなってきました。

結局、人を幸せにしてくれるのは人を始めとする命ある者達で、いかに実力があった所で幸福になろうと思えば人の力を借りる他ないのだと思うのです。

自分の未熟さ、実力のなさを改めて思い直した私は、最近は調子に乗らない事を念頭に、誠実に生きていきたいものだと感じています。

いつも助けてくださる方々に心からの感謝を。

それではまた!

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